さて,第24巻だ。
ここのところ,『オーイとんぼ!』はいろいろな書評やらで紹介されている。いわく「これはただのゴルフマンガではない」だ。
書評なら僕も負けない自信がある。毎巻のように「刺さる」言葉があるので今回もご紹介しよう。
口角を上げるとドキドキがワクワクに変わる。
僕の自撮り写真の多くは口角をあげている。無論,意識的にやっているのである。そう,無意識でなく意識的にやる
無表情の40UPより,口角を上げた20UPの方が,自分で見ても「楽しそう」である。楽しそうなものは「また観てみよう」となる。これは,僕がネットに関わり始めた頃,自撮りで「こうした方がよいのではないか 楽しいのではないか」と思って,いろいろな人の写真を研究した結果でもある。
でも,さすがに釣りの最中にニコニコするのは難しい。僕も容赦なく釣りキチなので,本気のときは無口になってしまう。もっとも,無口であれば釣れるわけでなく,意外に会話中に「アタリだあ」なんてことも多いので,やっぱり意識して行動することは重要だろう。
工夫なき警戒は願い。願いでは何も変わらない。
つぶらが僕にまた一つ重要なことをアドバイスしてくれた。
工夫は具体的に行う。釣りなら「いままでと同じことを繰り返してもダメなら,思い切り変えてみる」というところだろう。ライトリグばかりでなく,正反対のクランキングなど。7/5の出家街道脱出のきっかけはまさにこれだった。
釣りに正解はない。自然が相手だから,正解は自分で納得できたかどうかだけ。トーナメントなら「たくさん釣った人が正解」だが,個人で釣っている限り正解はない。
でも,毎回釣りたいなら,やっぱり「いろいろなことを先入観に囚われず」試してみることも重要だろう。
1cmの工夫が魚も呼ぶ...そう実感する。
たとえばダウンショット。意味なくいつも「20cm」と決めてやるのか,「今日は底に付いているだろうから,5cmぐらいでやってみよう」というのは大いに差がある。
同様に,ラインの太さも12LBと14LBの使い分け,正確には標準直径を理解するとずいぶん操作性が変わってくる。その操作性の違いをあらかじめ家でシュミレーションして試す,それが釣りの醍醐味だと思っている。GT-Rでも,12LBで0.285mmのMH,0.290mmのウルトラ,そして視認性の差。実際にフィールドで巻いてみると「こんなに違うのか」とわかるだろう。
第24巻も収穫多き本であった。続けて購入し,いろいろな人がこの本を買って,将来的には東京MX辺りでTVアニメ化してほしいと思う。実写映画は難しそうだからね。