「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

鹿児島県徳之島   「 やとグスク 」

2012-12-26 00:09:41 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡



やとグスクの全景








グスク頂部にある平らな石








6畳ほどある頂部広場















物見台を思わせる石








加工されたように面が整った石







大きな石がゴロゴロしているグスク北側の斜面








グスク下にある手々海岸







グスク入り口にある 「 手々郵便局 」





やとグスクは、徳之島の北部にある手々海岸に面した標高約50mの丘陵の北端に位置するグスクである。
グスクの北側には大岩を平たく加工したと思われる石垣があり、
頂部には何かの儀式に使ったと思われるような3段になった丸い石と
四角に切り揃えられた石が置かれている。
北側に突き出た大石は、その眺望からしてそこが見張り台ではないかと推測される。
グスクの構造からすれば見晴らしが良く、急斜面になっていることから
北からの侵攻に備えた見張り台の役割をしていたのではないかと思われる。
そんなグスクは急斜面なうえ、草木に覆われて中に入って行くのはかなり困難であった。






やとグスクの下の墓地にある 「 掟大八目の墓 ( 按司墓 ) 」



グスクの入り口には石門のある按司墓が現存する。
その按司墓は掟大八目 ( ウフハチミー ) の墓で、
掟とは今の区長役という意味で、大八目の目は、ヤクムィー ( 兄 ) という意味だとされている。
そんな大八の墓の周囲には大八を守るように六つの家来の墓石があり、
これを総称して按司 ( アジ ) 墓と呼んでいる。
また、この場所は神高い場所として関係者以外の立ち入りが禁止されている。
ここはかなり霊的な威力が強い場所なので塩などを持参することお薦めしたい。


やとグスクへのアクセス
やとグスクへは徳之島を北へ走り、
金見崎を過ぎると手々小学校と郵便局があり、
その集落から右に下りて行くと海岸に突き当たる。
海岸の左側に墓地があり、その奥がグスクになる。
駐車は、海岸の入り口広くなった場所に駐車した。




鹿児島県徳之島  「 掟大八目の墓 」

2012-12-26 00:08:12 | 沖縄の王墓、按司墓、拝所



掟大八目の墓を囲むように6つの家来の墓がある







石門から先の墓地は神高い場所として立ち入りを禁止されている











掟大八目の墓は、徳之島の北部にある手々集落から海に入って行った場所にあり、
墓の裏山には やとグスク がある。

この墓群は、琉球所属時代、掟 ( 今の区長 ) 役にあった大八の墓である。
掟大八目の目は、ヤクムィー ( 兄 ) の意味であろう。
大八の墓の周囲に大八を守るように6つの家来の墓石があり、
これを総称して 「 按司 ( アジ ) 墓 」 といっている。

古来、この墓地は神高い所として関係者以外は立ち入らない場所とされている。

                    徳之島町教育委員会





熊本県天草市五和町御領  【 馬場の石橋 】

2012-12-26 00:06:06 | 熊本の石橋



































































所在地 / 熊本県天草市五和町御領 馬場
架橋  / 江戸中期
石工  /  不明
長さ   /   4.2m   幅   /  2.68m
拱矢  /   2.11m   径間  /  3.2m 



造りを見ると鹿児島の 「 咄合橋 」 を思わせる五和町指定文化財の 「 馬場の石橋 」 である。

馬場の石橋は御領のコミュニティーセンター付近にある。
現在も生活道路として使用してあるため、道幅を広げて舗装してある。
そのため、下から見なければ石橋とわからない。
架橋は江戸時代中期頃と推定されている。

橋の材質は凝灰岩でできており、めがね橋の原型ともいわれる。
構造は下から見ないとわかりにくいが、
横から覗くと合掌したように石がかみ合っている。
周囲の石垣や干拓の歴史から見て、かなり古い石橋だといえる。


 「 五和町教育委員会 」


“かごんま”なのに 「 銀座のしろうさぎ? 」

2012-12-26 00:04:14 | 泡盛 ・ 焼酎 ・ 酒






なんか・・・
年末は慌ただしいばかりで、 「 せからしか! 」 って思う。

昨日の降水確率は午前30%、午後は20%だったから
雨は降らないだろうと高をくくっていたら、
「 よ~いドン! 」 から、夕方の3時過ぎまで雨に濡れて仕事をした。
夏場の雨は歓迎だが、冬の雨はイタダケナイ。
28日が御用納めだから、それまで健康で無事に今年の仕事を終えたいと思っている。

昨夜はクリスマスだったので、オードブルや焼き鳥を肴に
鹿児島県薩摩川内市五代にある山元酒造さんの米焼酎を飲んだ。
アルコール度数は25度なのでインパクトが少なくて、
かる~く一本空けてしまった。
そこで気になったのが、ラベルの商品名である。
かごんま ( 鹿児島 ) なのに、「 なんで銀座なのだろう? 」 って、単純に思ってしまう。
酔って思ったことだが、このことを疑問に思った方も居るだろうな。