全長1,118mの泊大橋
泊大橋の下から泊港を望む
座間味、阿嘉、慶良間、渡嘉敷、久米島、渡名喜、粟国、大東島などの離島へ向う船が出入りする泊港。
そんな泊港を見下ろすように港の出入り口を跨ぐ泊大橋。
ここから離島へ帰る者、また離島から沖縄本島へ出て来る者など、多くの島人を見続けている。
そんな泊大橋は沖縄県那覇市若狭と曙を結ぶ、那覇港泊ふ頭上にある全長1,118mの橋で、
1986年4月11日に那覇臨港道路の一部として開通した。
橋の長さは開通当時は本部町の瀬底大橋 (762m) を抜いて沖縄県で最も長い橋だったが、
現在は5番目に長い橋である。
泊ふ頭を定期航路にしている船舶の航行の妨げにならないように、かなりの高さで起終点部は急勾配であり、
概ね風速が20m以上になると通行止めの措置が取られる。
開通前は那覇港那覇ふ頭と新港ふ頭へ行くには国道58号や県道43号を通らねばならず、
泊高橋交差点や泊ふ頭入口交差点を中心にかなり渋滞していたが、
開通後はこれらの交差点や国道58号や県道43号の渋滞が幾分緩和された。
2010年代前半には沖縄西海岸道路那覇西道路が開通し、
起点部の那覇市若狭にはインターチェンジが設けられ、
那覇新港ふ頭や安謝方面から国道58号や旭橋交差点を経由しなくても
直接那覇空港へ行くことが出来るようになった
ちなみに沖縄県橋の長さランキングは以下の通りである。
1.古宇利大橋(1,960m、名護市 - 今帰仁村)
2.来間大橋(1,690m、宮古島市)
3.池間大橋(1,425m、宮古島市)
4.浜比嘉大橋(1,335mうるま市)
5.泊大橋(1,118m、那覇市)