「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

離島への送迎を見続ける 『 泊大橋 ( とまりおおはし ) 』

2013-06-20 05:44:53 | 沖縄の橋



全長1,118mの泊大橋











































泊大橋の下から泊港を望む














座間味、阿嘉、慶良間、渡嘉敷、久米島、渡名喜、粟国、大東島などの離島へ向う船が出入りする泊港。
そんな泊港を見下ろすように港の出入り口を跨ぐ泊大橋。
ここから離島へ帰る者、また離島から沖縄本島へ出て来る者など、多くの島人を見続けている。

そんな泊大橋は沖縄県那覇市若狭と曙を結ぶ、那覇港泊ふ頭上にある全長1,118mの橋で、
1986年4月11日に那覇臨港道路の一部として開通した。
橋の長さは開通当時は本部町の瀬底大橋 (762m) を抜いて沖縄県で最も長い橋だったが、
現在は5番目に長い橋である。
泊ふ頭を定期航路にしている船舶の航行の妨げにならないように、かなりの高さで起終点部は急勾配であり、
概ね風速が20m以上になると通行止めの措置が取られる。

開通前は那覇港那覇ふ頭と新港ふ頭へ行くには国道58号や県道43号を通らねばならず、
泊高橋交差点や泊ふ頭入口交差点を中心にかなり渋滞していたが、
開通後はこれらの交差点や国道58号や県道43号の渋滞が幾分緩和された。

2010年代前半には沖縄西海岸道路那覇西道路が開通し、
起点部の那覇市若狭にはインターチェンジが設けられ、
那覇新港ふ頭や安謝方面から国道58号や旭橋交差点を経由しなくても
直接那覇空港へ行くことが出来るようになった

ちなみに沖縄県橋の長さランキングは以下の通りである。

1.古宇利大橋(1,960m、名護市 - 今帰仁村)
2.来間大橋(1,690m、宮古島市)
3.池間大橋(1,425m、宮古島市)
4.浜比嘉大橋(1,335mうるま市)
5.泊大橋(1,118m、那覇市)



大分県院内の石橋 40 「 富士見橋 」

2013-06-20 05:36:44 | 大分の石橋



恵良川の岩盤の上にどっしりと架かっている









壁石や橋台が重厚感に満ち溢れている







やや扁平だがきれいな弧を描いている








下から見ると中央アーチはなだらかに見える








Y 字になったアーチ結合部








輪石だけでもかなり多くの石が使われている








上から見ると橋台の水切りの角度がよくわかる








自然岩の上に築かれた橋台








新旧の橋の橋脚が並んで見える







歩行者は現在も通行可能である








大正拾四年四月と刻まれた親柱







ひらがなで「ふぢみ」と書かれた親柱








富士見橋が架かる恵良川




所在地 /  大分県宇佐市院内町斉藤 : 恵良川
架橋  /  大正14年4月
石工  /  松田 新之助 ・ 吉村万太郎
長さ   /  48.1m   幅   /  4.5m
拱矢  /   4.4m   径間  / 11.3m~14.7m
環厚  /    60㎝   
3連アーチ



富士見橋は橋の上に立つと豊後富士 ( 由布岳 ) が遠くに見えることから、
この橋の名が付いたと言われている。石工は松田新之助と吉村万太郎が架けたもので、
架橋工事中に橋が崩落して積み直したため赤字を抱えたといわれている。
その赤字を松田新之助が私財を売り払い、名工としての意地と信念で再び架設し、
崩落の翌年に見事に完成させたものである。

富士見橋へのアクセス
富士見橋へは、国道387号線を旧・院内町役場を過ぎて300mほど行くと
左側に ( 両院ふれあいロード ) がある、その手前になる。
駐車は、対岸の橋の袂に駐車スペースがある。



「 ベルファスト 」

2013-06-20 05:34:44 | 競馬・ボート



デビュー戦となった小倉の新馬戦 ( 2007.1.21 )















デビュー戦をエリモサリュートの3着で引き上げて来たベルファスト





G8サミットの会見が行なわれたイギリス北アイルランド 「 ベルファスト 」 。
日本の評価は安倍総理自身が思っているものと
必ずしも合致していないと解釈した方がいいかも知れない。
それだけ各国は慎重に様子を見ているし、今後も静観すると思う。
「 動く時期なのか? 」 「 辛抱する時期なのか? 」 を、見極める大事な時期なのかも知れない。
しかし、これだけ世界的な大不況である。
どこかで誰かが一石を投じなければ停滞したままだろう。
しかし、一足飛びには好景気とは行かないのが常である。
アベノミクスがアベノマジックになって驚くほど好景気になれば 「 言う事なし 」 だが、
民主政権時代よりも確実に期待感が持てるようになっただけでもアベノミクス効果であろう。


本末転倒になったが、主題のベルファストに話を戻そう。
ベルファストの名前は、アイルランド語のBéal Feirsteが由来である。
これは、 「 ファーセットの口 」 という意味で、
ベルファストがファーセット川のほとりに建設された事から来ている。
ファーセット川は、最も重要な川としてはラガン川に取って代わられ忘れ去られている。
そんなベルファストは、ベルファスト湾に注ぐラガン川の口の部分に位置し、
丘 ( ブラックマウンテンとケーヴズヒル ) に囲まれている。
ラガン川のほとりは整備され、市中心部のほとんどが歩道になっている。


そうそう、ベルファストという地名を聞いて、
かつて友人が共同で出資していた牝馬を思い出した。


ベルファスト
生年月日 : 2004年4月9日
毛色 : 鹿毛
調教師 ( 所属 ) : 清水 英克 ( 美浦 )
馬主 : 株式会社 ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
生産者 : 塚尾牧場
産地 : 静内町


父 メイショウオウドウ
父の父 サンデーサイレンス
父の母 アルタデナ

母 ミスレディベンド
母の父 スマコバクリーク
母の母 レデイベンドフエイジヤー

生涯成績 22戦2勝、2着2回、3着1回。