「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県阿嘉島   「 積グスク ( チングスク ) 」

2013-06-27 05:56:16 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡



積 ( セキ ) グスクの全景









三角形のピラミッド型した積グスク







天城展望台からの眺望







タキバル展望台から見たサクバル岩礁群







スナシル(砂白)から積グスク方面を望む








深い海を避けるために岩壁を登らなければならない








緑に見える部分はこのようなブッシュになっている







荒々しい岩で出来たグスク周辺







積み重ねたような岩が自然の要塞を造る







途中にあるグスクと島の間の平場







積グスクがある佐久原の岩礁群の遠望




積グスクは、地元ではチングスクと呼ばれている。
そんな積グスクは阿嘉島の南西、砂白(スナシル)の南に隣接する岩瀬の群れなす中央部に位置し、
比較的大きな岩瀬の上に築かれたグスクである。

グスクの築かれた岩瀬に行くには、スナシルの高い岩瀬を越えてリーフ内を歩いて渡らなければならない。
従って干潮時を十分考慮して行かなければ途中で引き返せなくなる危険性も出て来るからである。
グスクの立地する岩瀬は三角形状をなし、標高45mを頂部として北西に向かって傾斜をなしている。
グスクはこの傾斜を削って平らにした4つの平場を有し、その最高所に位置するのが主郭である。
主郭の下には三段の小さな平場がひな段状に続いている。
自然の石を加工しないでそのまま使用した石垣が断崖にとりまいている。


積グスクへのアクセス
積グスクへは、阿嘉港から天城展望台方面に進み、
展望台の手前から左に下りて行き、
浜に出たらそのままスナシルの断崖を登らなければならない。
くれぐれも潮の満ち干きを考えて行動しなければ危険を伴うので、
十分に注意しなければならない。



大分県院内の石橋 43 「 宮の瀬橋 」

2013-06-27 05:51:28 | 大分の石橋



木々の間から覗くアーチ








アーチ頂部の要石付近







輪石には大きな石が使われている







不揃いな壁石に比べきれいに揃った輪石







草に覆われた橋の通路部







深い谷と淵に架かる宮の瀬橋





所在地 /  大分県宇佐市院内町斉藤 : 院内川
架橋  /  明治40年
石工  /  不明
長さ   /  20.9m   幅   /  2.1m
拱矢  /   3.0m   径間  / 11.0m
環厚  /   65㎝   
単一アーチ



宮の瀬橋は影平集落の入り口の深い淵に架かる橋で、現在は上流側に新橋が架けられている。
橋は狭く深い谷の狭間に架かっており、両岸の岩場から橋脚が組まれている。
壁石は不揃いな石で積まれているが、輪石はきれいに切り揃えられた大きな石が使われている。
石工は不明だが、松田新之助の生家が近くにあることからその可能性が高いと思われる。

宮の瀬橋へのアクセス
宮の瀬橋へは院内川の中島橋と景平橋の中間にあることから、
県道27号線を景平集落の手前から左に下りて250mほど行った場所に架かっている。
新橋 ( 宮の瀬橋 ) から見る事が出来るが、橋は右岸の竹林の中から川に下りて行くと見れる。
駐車は新橋の手前に広くなった場所があるので、そこに駐車した。