「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

甲子園競輪の想い出

2013-06-26 07:08:14 | 競輪・オートレース



デビュー4戦目に行なわれたオール新人戦の特別選抜戦2着 ( 右 ・白の染め分け帽 )





甲子園競輪に初めて参加したのは、上の写真のデビュー4戦目に行なわれた新人戦であった。
同期生ばかりによる新人戦だが、デビュー3戦目の広島で行なわれた新人戦では逃げて優勝2着となり、
自信を持っての参戦であった。
参加選手上位9名によって争われた初日の特別選抜戦。
この日も先頭で風を切って逃げたが、卒業記念レースを優勝したチャンピオンHに捲くられた。
だが、後続の選手には抜かせず粘りに粘っての2着だった。
その時のレースのことを書いた新聞の切抜きを今も大事に取ってあるが、
記事を読んでいるとあの時のレースが今も鮮明に甦って来る。

続く2日目の準優勝戦は、中団の内に詰まって行き場を失い。
焦って強引に突っ込んで前を行く選手を落車させ、自らも落車する憂き目に遭った。
選手になって初めて落車したのは甲子園競輪場だった。

当時の甲子園と西宮に参加する選手の宿舎は西宮市小曾根町の武庫川沿いにあり、
そこからそれぞれの競輪場へバスで移動していたので、
治療が終わって擦過傷だらけの身体に絆創膏と包帯を巻いてバスに乗って宿舎まで帰ったのを
この日のレースのことよりも憶えている。

1年後には、各競輪場で優勝争覇級となって参加していたので、
2度目の参加の時は優勝4着。そして3度目の時は、 「 なんとか逃げ切った 」 と思って下りて来ると、
地元兵庫の先輩が、 「 お前のお蔭で優勝や! 」 と言ってタイヤを差し出したので、
「 あれ~、優勝したんは俺やろ! 」 って思いながら割り切れない気持ちでタイヤを受け取った。
しばらくして写真判定の結果が出て、タイヤ差の際どい勝負でボクが勝っていたので、
バツが悪そうな先輩にタイヤを戻しに行くと、
「 九州のお前が俺ら地元の選手を付けて気持ちよ~行ってくれたからな! 」 と言って、
新聞紙に包んだタイヤを押し返した。
「 それでは 」 ということで頂いたが、優勝した自分が貰うなんて何となく複雑な気持ちだった。


自転車を輪行バッグに詰め、着替えて空港へ向うタクシーを競輪場の通用門で待っていたら、
新聞記者から 「 良い誕生日になりましたね。 」 って言われてハッとした。
「 そうか。今日は俺の誕生日やったんか! 」 って・・・
それで新聞記者に「 レースのことしか考えとらんやったけん 」 と言って、タクシーに乗り込んだ。




沖縄県阿嘉島の 「 慶良間鹿 ( ケラマジカ ) 」

2013-06-26 07:05:12 | 花・鳥・虫・魚・猫



森の入り口でいきなり遭遇した牝の親子鹿








村道を闊歩する牡のケラマジカ





慶良間島や阿嘉島に行くと鹿を目にすることがある。
人間慣れしているのか?カメラを構えてもじっとしてこっちを見て動かない。

ケラマジカは、国内で最南限に棲息する野生ジカであり、日本で唯一の亜熱帯性の有蹄動物でもある。
亜熱帯島嶼型の生態を知る上でも、学術的な価値が高い。
また、クジラ類を除けば、慶良間諸島に分布する唯一の大型哺乳類である。

なお、ケラマジカは“島渡り”、すなわち泳いで慶良間諸島の各島間を移動することが知られており、
実際に泳いでいる姿が目撃されたり、時には泳ぎ疲れて漁船に助けられたりすることもあるという。
島渡りは主に繁殖期に行われる。

また、現在、阿嘉島・慶留間島・外地島の3島は、阿嘉大橋などの道路橋でつながっており、
ケラマジカもその橋を渡って各島間を行き来していることが知られている。

形態的特徴
日本国内に分布するニホンジカの7つの地域亜種の中でも最も小柄で、
雄の成獣で通常30キログラム程度。毛の色も本土系のシカより多少暗色を帯び、
雌や子ジカの背中には黒い筋がある。

頭骨および角は、本土系のシカと比べて著しく小さい。
頭蓋最大長を比較すると、雄でホンシュウジカの82%、雌で89%程度(沖縄県教育委員会, 1996)。
角は雄ジカだけに生え、毎年3月末から4月にかけて抜け落ちる。
角の内側には、顕著なこぶ状突起が見られる。

習性
本来は夜行性で、夜には集落まで降りてくることもあったが、警戒心が強く、人には近づかなかった。
しかし近年、阿嘉島などでは日中も頻繁に浜などに下りてきて、人前に現れるようになっている。
人がかなりの距離まで近づいても逃げない個体も見られ、新たな観光資源となっている。




「 空飛ぶ広報室 」 ブルーインパルスが勇気を与える。

2013-06-26 07:02:08 | 戦闘機 ・ 自衛隊関係

















F-15戦闘機

















23日の日曜日で最終回となった 「 空飛ぶ広報室 」 。
毎週楽しみにしていた番組だったので、これで見れなくなるのかと思うと寂しい。
ブルーインパルスに憧れて航空自衛隊に入隊した主人公の空井 ( 綾野 剛 ) 。
彼は交通事故でパイロットの夢を絶たれたが、それでもブルーへの想いは人一倍強い。

ブルーインパルスの飛行は自衛官のみならず一般人が見ても、 「 わぁ~っ 」 と思わせるもので、
松島基地周辺の住民がブルーインパルスの帰還を待ち望んだ気持ちがよく判る。
それだけブルーインパルスの飛行は多くの人に勇気を与え、惹き付け魅了するのである。
そして空飛ぶ広報室のエンディングの 「 告白 」 ではないが、
“ 人を後押しする魔力 ” をも持っている気がする。