新城公民館の前に広がる新城馬場跡
新城公民館 ( 新城農業改善センター )
新城伝統芸能 ( シーヤーマーの碑 )
新城伝統芸能 ( シーヤーマーの由来 )
新城伝統芸能であるシーヤーマーは、紺地に絣姿の娘が、
紫の鉢巻を横結びにして三線の軽快なリズムに合わせて可憐に舞う。
一列になって右手には小さな傘、左手を盛んに上下させて
椎の実を拾い集める仕草をする。
集め終わると円陣になってカチャーシーを踊り、
傘に載せた椎の実を運ぶ動作をしながら袖に下がって行く。
これは、八重瀬町具志頭の新城に伝わる伝統芸能 「 シーヤーマー 」 で、
新城集落の近くに、椎の木が自生するシーヤーマー ( 椎山 ) と呼ばれる丘があり、
その実を蒸したり炒ったりすると、甘い栗のように食べられたことから、
新城の娘たちが椎の実を拾い集める仕草で踊り、つかの間の開放感を味わったという。
その娘たちが踊るシーヤーマーの舞は評判になり、
尚 育王の冊封の際、首里城で演じられたシーヤーマーは、
冊封使一行が絶賛し、その褒美として琉球王府から馬場が与えられたという。
それが、「グヘーロー ンマウィー ( 御拝領馬場 ) 」 で、
現在の新城公民館周辺にあった新城馬場跡である。
小字名を取って、別名 「 長上原ンマウィー 」 とも呼ばれてるこの馬場は、
明治13年の沖縄県統計概表によると、
長さ一・三町 ( 約141m ) だったと記されている。