「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

長崎市伊王島 ・ 「 馬込 ( 沖ノ島 ) 教会 」

2015-08-12 04:04:41 | 教会








  昔は炭坑、今はリゾートの島を見つめる白亜の教会
 



長崎湾の入り口にある伊王島町は、
伊王島と沖ノ島の二つの島が橋でつながれたところである。

明治25年 ( 1892年 ) に、後に黒島教会を建てたマルマン神父により、
現在地の馬込に煉瓦作りの聖堂と司祭館が建てられた。
しかし昭和2年と5年に続いた台風で壊れ、
昭和6年(1931年)に台風に耐える鉄筋コンクリート造の
ゴシック様式の現在の聖堂が再建された。

北の泰明寺集落と南の馬込集落は、町民の6割がカトリック信徒であった。
島であるため、海上の行き来がままならず、
禁教時代は潜伏するのに都合の良い場所として、
天草やその他の地域から多くのキリシタンがやって来た。

明治のはじめに厳しい弾圧を受けた時代に、
危険が迫ると集落の全員が船で避難し、
追求が緩むと再び戻るという生活が続いていた。
にも関わらず、明治4年 ( 1871年 ) に、
未だ禁教令が解かれる以前に、「 椎山小聖堂 」 という木造瓦葺きの教会が
馬込信徒によって作られていた。
これが馬込教会の始まりである。

明治12年 ( 1879年 ) に、やっと二つの島の信徒が、
自由に祈りが出来る場所として、泰明寺集落に旧泰明寺教会が建てられた。
この教会は昭和50年 ( 1975年 ) に愛知県の 「 明治村 」 に移築されている。

かつて石炭産業で栄え、エネルギー事情の変化に翻弄されながら、
リドート地として起死回生を図る島に、馬込教会は静かに建っている。


所在地  /  長崎市伊王島2-617

教会の保護者 /  大天使ミカエル



堂崎マドレーヌと御堂さまサブレの菓子工房 「 NOKO-NOKI 」

2015-08-12 04:01:41 | パン ・ ケーキ ・ お菓子











堂崎天主堂







椿と祈りの 「 堂崎マドレーヌ 」







十字型が模られた 「 御堂さまサブレ 」







ひと目で気に入って買った 「 フタ付きのコーヒーカップ 」







堂崎天主堂の手前にある 「 NOKO - NOKI 」







手作りのマドレーヌやサブレが人気







飲食もでき雑貨もある店内







ひと目で気に入った椿柄のフタ付きのカップ / 一客 ( 3500円 )







天主堂カップや雑貨が置かれてある







店の前の海をバックに赤い袋に入れてくれたオミヤゲ











堂崎天主堂の手前にある 「 ノコノキ 」 。
ここのマドレーヌは有名であるが、
個人的には十字型焼き付けられた 「 御堂さまサブレ 」 の方が好きである。

店内に入って直ぐに目についた 「 椿柄のカップ 」 。
「 あっ!今ここで買わなければ買う時がない 」 と瞬時に思って、
即、手に取ったわけである。
これも縁であろう。

堂崎は、また訪れたい場所である。


菓子工房 noko-noki

場所   /  長崎県五島市奥浦町1995
定休日  /  水曜日
営業時間 /  9:00~17:00
電話   /  09559-73-0969


 「 カタブイしてるね。 」

2015-08-12 04:00:41 | 海 ・ 港 ・ 空 ・ 木々







カタブイとは、夏の沖縄特有の気候現象のことで、
「 片降い 」 と書きます。
日中、少し風が涼しいなあ、と思っていたら、
たちまち大きな雲が空一面に広がってザーっと
まるでバケツをひっくり返したような大雨が30分くらい降ります。
でも、本土のゲリラ豪雨と違い、降るだけ降ったらピタッと雨はやみ、
打ち水を撒いたあとのように涼しくなります。

大人は、 ( 特に内地の人は ) 雨宿りしますが、
学生たちはずぶ濡れになりながらガンガン歩きます。
何故か?沖縄の人は、あまり傘を持ちません。

カタブイの後は、きれいな虹がよく架かるので、
爽やかな気分になります。