5本入りが324円?だったような・・・
「 甘木飴 」 は筑前町で買った物
山鹿といえば、一般に西益屋の 「 燈籠もなか 」 がメジャーだが、
ボクは同じ山鹿でも 「 山鹿羊羹 」 の方が断然好きである。
名前は羊羹 ( ようかん ) でも、普通の羊羹や外郎の類いではなく、
平ぺったい ” アンコ餅 ” と言った感じである。
生物だけに2日しか日持ちがしないのは残念だが、
柔らかい衣に包まれた餡が絶妙な甘さで一体化している。
「温泉」、「山鹿灯籠」、「八千代座」…などで有名な街、山鹿市のうまかもん『山鹿羊羹』。
現在は、「上村屋」「だるま餅屋」「熊本屋」の3軒が製造しており、
そのうちの1軒「上村屋」の店頭には、山鹿羊羹の起こりを次のように紹介してあります。
山鹿羊羹(ようかん)
「 明治の初めごろ、老女が米の粉を蒸して作った団子を、長方形に薄くのばし、
上にこし餡を棒状に2本丸めて包んでいました。
当時は 『 巻き羊羹 』 と呼ばれ、
家庭の甘味や灯籠祭りに出かける若い人たちをもてなしていました。
昭和の初め、上村屋の先々代は、棒状に丸めたこし餡を“練り羊羹”と見立て、
独自の味や形から『山鹿羊羹』と呼んだのが始まりです。
今も変わらぬ伝統の味を守り続けています 」 。
もち米ではなく米粉を使うことで餅は柔らかく、
昔ながらの伝統の味とはいえ、餡は塩けがきいた上品な甘さ。
1軒1軒でその味は異なり、現在のこる3軒には、それぞれの味があります。
山鹿羊羹 上村屋
住所 / 熊本県山鹿市大字中222-6
電話 / 0968-43-3516
営業時間 / 7:30~18:00
定休日 / 木曜日
そうそう、これは余談になるが 「 甘木飴 」 は、
宇佐神宮界隈で売っている 「 宇佐飴 」 のようなもので、
歯にひっついたら被せていた銀歯が取れそうなくらい強力な粘着力である。
でも、癖になるくらい甘くて美味しい。