「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

ゆいレール  ・ 美栄橋駅 ⇒ 牧志駅 「 いちゅびぐゎーぶし 」

2017-01-09 12:23:33 | ゆいレール


牧志駅









モノレール下の牧志駅に続く道








牧志駅近くにあるシーサー







※ 動画を再生すると車内メロディーの「いちゅびぐゎーぶし」が聴けます。




美栄橋駅 ⇒ 牧志駅の間に流れる車内メロディーは、
「いちゅびぐゎーぶし ( 苺小節 ) 」といい、

いちゅびは野苺のことで、
リュウキュウバライチゴとかオオバライチゴとかの総称である。
季節は新芽の出る、うりずんの頃で、
毛遊び ( モーアシビ ) の歌 いわゆる青春の歌であろうか?



「 いちゅびぐゎーぶし 」

いちゅび小に 惚りてぃ
座喜味村 通てぃ
通てぃ 通いぶさ
喜名ぬぅ番所
さあ〜 思小がチョン かなしがチョン


訳詞

野いちごのようなかわいらしい彼女に惚れて
座喜味村に通っているが、
通っても通っても思いが募るのは
彼女の村近くにある喜納の役所だ。



「いちゅびぐぁわーぶし」は、昭和35年に、
真境名由康・由苗父子が選曲、振り付けした創作舞踊である。
上の訳詞でも書いたが、
「 いちゅび小 」 とは、野イチゴのことで、その実(み)を取りに、
村の娘たちは野に出るが、それは思う人との逢引でもあった。
心はずむ娘の動きを、巧みにとらえて振りにするとともに、
待ちぼうけをするじれったさを、軽快ないちゅび小節で躍動的に見せている。
その想いは、今も昔も変わらず、恋しい人を待つ心の細やかな様子が表現されている。

着付は、紺地系統の着物を裾短かに着て、ミンサー帯を小粋に結び、
素足で腰にかご(テル)を持ち、
かぶり物は、この踊りのために、真境名由苗家元が考案したもので、
野イチゴを思わせる赤の巾で、愛らしく整えている。
歌曲のよさ、振りや着付の粋な演出で、
明るく楽しい踊りに練りあげられている。
振り付け者の奔放な思いを、かいま見る事ができる踊りである。

会っても会っても会い足りない 毎日でも会いたいというこであろう。
歌詞にある座喜味は現在の読谷村にあり、
喜納番所跡は現在の国道58号線喜納交差点沿いある。
座喜味周辺には、護佐丸が築いた座喜味グスクや、
今はないが、ゾウの檻(おり)がある楚辺通信所などが有名である。



第11位 みずがめ座 今日のラッキーポイント 「 ドラッグストア 」

2017-01-09 06:00:55 | 今日の占い ・ 二十八宿とコトバ

    今朝はポツポツと雨が降っていたが、
    温かい朝だった。

    昨夜は高校の同級生と一緒に飲んだ。
    それぞれ科は違うけれど、楽しい酒になった。
    利害関係もなく、お互い何の気も使わなく飲むのが一番である。
    そんなことを思う今日の順位は11位で、
    ラッキーポイントは、
     「 ドラッグストア 」 である。

    ワケもなくブルーな気分?
    映画鑑賞でリフレッシュしよう!


福岡県鞍手町  「 新延小学校古墳 」

2017-01-09 01:49:43 | 古墳・ 遺跡



なだらかな墳丘








新延小学校







新延小学校玄関内








校舎の横に古墳がある








フェンスに取り付けられた説明板








古墳はフェンスで囲まれている








入り口の扉は施錠されている








フェンスの中はさらに鉄柵で封じられている








鉄柵を取ると高さ70センチほどの開口部がある








そこから入ると前室と玄室が見える








前室と玄室の間の大きな玄門がはっきりと区別している








玄室の奥壁と床








玄室の側壁








玄室の天井








前室の天井






新延小学校古墳は、丘陵上に築かれた古墳で、
複式の横穴式石室を内部主体としている6世紀後半築造の円墳である。
明治年間はすでに盗掘され、
大正年間に校地拡張の際に墳丘の大部分が削り取られた経緯がある。
しかし、石室内に流入していた土砂に保護されて、
昭和41年の調査のときは、武器や土器などの副葬品が多数発見された。
この古墳が築かれたのは今から約1400年前の6世紀後半で、
当時この地方で農業を営んでいた有力な豪族の家族墓である。


古墳は鞍手町立新延小学校内にあり、基本的に見学は可能であるが、
学校行事等で不可能な場合もあるので、見学は事前に許可を取ることをおすすめしたい。
当日は最初に事務室に行ったが、あとは教頭先生がていねいに応対してくれ、
その後、校長先生が直接フェンスの鍵を持って来られた。

石室入口はかなり狭くて入れないことはないが、
中は真っ暗でフラッシュを焚かなければ写せない状況だったので、
帰ってパソコンに取り込むまで詳細は把握できなかった。

肉眼で確認するには光度の高い懐中電灯が必要である。



所在地  / 福岡県鞍手郡鞍手町新延 ( 新延小学校内 )