

キャンプ・コートニー

キャンプ・コートニーの中にある墓

フェンスの向こうはかつて島民の家があり、暮らしがあった
BEGINが唄った 「 金網移民 」 。
同じ沖縄に住みながら故郷を米軍基地のため没収された人のことを唄ったものである。
それは1年に一度のシーミー ( 清明祭 ) の時だけ、
道路に重箱を並べフェンス越しにお墓に向かって手を合わせる。
ご先祖様に 「 歌や三線が聴こえますか?寂しくないですか? 」 と問うように・・・
香炉の平御香が燃え尽きるまでフェンスの側にいて、
御香が燃え尽きたなら悲しくてつらい気持ちで
フェンスの向こうを振り返り振り返り帰っていく。
そんな光景が目に浮かぶ。
内地では何の規制もなく、
自由にご先祖様や両親と対話ができる環境に感謝しなければならないと思っている。