東シナ海と姫島を背に建つ 「 空海像と辞本涯 」
柏崎灯台や姫島を背にして建てられている空海の像と辞本涯の碑。
遣唐使にゆかりのある三井楽町と
第16次遣唐使船で唐に渡った空海が深く関わりのあることを広く紹介し、
その偉徳を顕彰するために、地元の有志によってこの地に建立したものである。
記念碑に刻まれた 「 辞本涯 」 の文字は高野山清涼院住職の書によるもので、
「 日本の最果ての地を去る 」 という意味である。
これは空海が書物に残した言葉で、
この丘に立ち、東シナ海を見つめていると、
この地を最後に命がけで唐に渡った遣唐使たちの思いを感じずにはいられない。