「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

広島競輪の想い出 「 熱かったあの夏の日 」

2017-01-19 12:11:21 | 競輪・オートレース



バックストレッチの敢闘門からホームスタンドを望む







バックストレッチから3コーナーから4コーナーにかけて







バックストレッチから2コーナーから1センターを望む





広島競輪場は、3連勝の完全優勝を含め、
何度も優出した競輪場であるが、
その中でも特に記憶に残っているのが初めて参加した新人戦である。

その新人戦のことを書いた 「 熱かったあの夏の日 」 は、
現役時代に日本競輪選手会の会報誌に寄稿したもので、
その当時の思いが綴られている。


私は今年で競輪選手生活25年になる。
今までの選手生活で色んな思い出が残っているが、
その中でも特に思い出に残っているのは、
新人でデビューした3戦目での広島競輪場で行なわれた新人戦だ。
この時優勝したのは同期の中でも一番仲の良かった地元広島の木村一利であった。

私は連日果敢に逃げて、初日特選から④②で優出し、
優勝レースも地元の木村を連れて逃げて2着となった。
この一戦がとても思いで深い。

広島の夏は暑く、広島の夕凪といって、
宇品港のすぐそばにある競輪場はまるで蒸し風呂のようであった。

現在、故人となってしまった木村は、現役時代はウルフと異名を持つ選手だったが、
本当はその異名とは裏腹にとても優しく思いやりのある選手だった。
彼が引退する前に電話があり、
「 今度、熊本に行くんじゃけど、逢えんかなー 」 ということだった。
生憎、私は観音寺競輪に参加だったので、その旨を彼に伝えて電話を切った。
木村は残念がっていたが、仕方ないと思った。
これが木村と交わした最後の言葉だった。

木村は、39期生の中でも競輪学校入校時から群を抜いていて、
東の尾崎雅彦、西の木村一利と謳われたつわものだった。
デビューして一気にスターダムを駆け上がった木村だったが、
引退するまで実にあっけない幕切れだったように思う。

木村は私よりも一歳年下であったが、
18歳にしては気の利いた大人びた態度の男だった。
昭和54年の小倉競輪祭、新人王の準優勝戦の前夜、木村が私の部屋に来て
「 明日はお願いします。一生懸命頑張りますから・・・ 」 ということだった。
その結果決勝レースに進出し、木村は第17代の新人王の栄誉に輝いた。
その木村がどこでどう屈折し、ズレたか私には分からないが、
それから10年足らずで選手を辞めてしまった。

思い出すのは、いつもあの広島の暑い夏の日、スーパーカーブームのなか、
広島競輪場の表彰台に上った日のことだ。
あの日が青春だったことに間違いはない。
それから2、3年して彼が広島の三原で結婚式をあげたときに、
わざわざ豊橋競輪からの帰りにその席に駆けつけたのも、
今となっては忘れえぬ思い出である。
私はエレクトーンの伴奏で吉田拓郎の 『 結婚しようよ 』 を唄ったことも、
酔ってヘベレケになって三原駅のベンチで寝ていたことも憶えている。
あれから23年、私は現役に執着して走り続ける。
だけど、木村はもうこの世にいない。

久留米から中野浩一が出て、世界戦のスプリントで世界一になり、
競輪をメジャーなものにした。
その同世代が同じ土俵の上で競い、相まみえたことを懐かしく思う。
今は競輪選手として中野浩一もいなければ、木村一利もいない。
だけど私は走る。あの広島の暑かった夏の日、
同期のみんなも熱く燃えていたし、私もギラギラと燃えていた。
もう一度あの頃に戻りたい気もする。



長崎県平戸市  「 法音 ( 報恩 ) 寺橋 」

2017-01-19 08:31:10 | 長崎の石橋


















橋の袂にある 「 説明板 」







橋の通路部







上流側から見た法音寺橋







下流側から見た法音寺橋





所在地  / 長崎県平戸市紺屋町・戸石川町
架橋   / 元禄10年 ( 1697年 )
橋長  / 5.3m   幅員  / 3.3m


平戸市内の紺屋町と戸石川町を流れる境川に架かる法音寺橋は、
幸橋 ( 元禄15・1702年、国指定重要文化財 ) を造るときに
石工が試作したものと伝えられている。
大きさは幸橋の四分の一ほどで、アーチの形がほぼ一致する。
表面石に高欄の取り付け跡があり、以前は両脇に高欄があった。
橋の名は、渡ったところにあった法音寺に由来するが、
報恩寺ともいわれる場合がある。


第1位 みずがめ座 今日のラッキーアドバイス 「 相づちを打つ 」

2017-01-19 06:00:41 | 今日の占い ・ 二十八宿とコトバ

昨日は朝から霜で真っ白になったフロントガラスも、
今朝は、露を打ってしっぽりしているものの、
なんとか白くならずにすんだ。
各地の雪を見ていると、
積雪がないだけでも良しとせねばなるまい。
そんな今日の順位は1位で、
ラッキーアドバイスは、
「 相づちを打つ 」 である。

気になる相手との絆が深まりそう
人の話にはキチンと耳を傾けよう!


『 想 走 』  ミカダンディー

2017-01-19 01:54:27 | 馬の詩 ・ それぞれ...

  





     「 想 走 」   ミカダンディー 



    テレビの画面に向って

    今にも泣き出しそうな顔をして

    声を詰まらせ 声援を送る


    君の走り

    私の声

    届かなくても

    想いは走る