宮島 ・ 【 世界一の大杓子 】
上の写真も下の動画も、宮島名物「宮島大杓子」(おおしゃくし)です。
大きさは長さ7.7m、最大幅2.7m重さ2.5tもあり、
材質はケヤキで ( 樹齢270年・長さ13m ) 産地は埼玉県です。
観光名所の一つとして宮島表参道商店街に飾られている。
宮島大杓子は伝統工芸である宮島細工を後世に遺すとともに、
杓子発祥の地である宮島のシンボルとして
昭和58年に2年10ヶ月の歳月をかけて制作されましたが、
展示場所が決まらず14年間倉庫に収められていたものである。
しかし、平成8年に厳島神社が世界遺産に登録されたことと
宮島本通り商店街が宮島表参道商店街に改名したことを記念して
現在の場所に展示されたと言われています。
宮島杓子は、寛政年間(1789~1801)に僧誓真(せいしん)が、
弁財天の持つ琵琶の形からヒントを得て、
島民に作り方を教えたのが始まりといわれている。
宮島杓子は、巧妙な技法と工夫によって、飯粒がつきにくく、
木の匂いがご飯に移らず、また熱によっても変形しない優れた杓子として高く評価されている。
日清・日露戦争時には、全国から召集された兵士が広島の宇品港から出征する際、
厳島神社に無事な帰還を祈願し、「敵をめしとる」という言葉に掛けて杓子を奉納し、
故郷への土産物として持ち帰ったことから、全国的に知られるようになった。