先週の金曜日、お天気が少し心配な中、故郷にいた頃には1度しか行ったことがなかった「吉野山」へ、行ってきました。
情報では「中千本」が見頃ということで、景色を見ながら散策できるようにと、駐車場は出来るだけ上の方に停め、「世界遺産」に登録されてから初めての未知の吉野山界隈をゆっくり堪能してきました。
西暦901年~建立され南北朝時代「後醍醐天皇」の「勅願寺」とされた「如意輪寺」です。ここから中千本を望みながら登ったり降りたりの山道を「一目千本」の眺望が得られる「義経、静御前」縁の「吉水神社」を目指します。
此方のお座敷(お食事処)では窓の横に「桜」がいっぱいです。↑右は「文芸の宿 櫻花壇」で、「谷崎潤一郎」「吉川英治」「山本健吉」「内田康夫」氏等の文人の常宿として親しまれてる所で「天皇陛下御泊所」の碑も右に映ってます。
「一目千本」のビュースポット「吉水神社」境内からの中千本~上千本です。
↑左「義経・静御前の古跡 世界遺産吉水神社書院」です。↑右は「弁慶力釘」中央左右(左右とも上下の5円玉と五円玉の間)に釘の頭が見えてるんですが・・写真では見辛いですね。
吉水神社を後に、今度は「金峰山寺」を目指し界隈の桜を撮ってみました。「ソメイヨシノ」のような華やかさはないですが、「シロヤマザクラ」の群生もまた風情がありますね。でも、年々枯れ木が増えて山肌が見えてちょっと様変わりで、素敵な「写真パネル」を製作されている80才くらいの地元の方も「わしらと一緒ですわな」っておっしゃってましたね。
裏側の階段を上り「金剛蔵王大権現」が祀られてる「金峯山寺(きんぷせんじ)」まで来ました。毎年10,11,12日に行われるご神木の「山桜」の満開を報告する行事「花供懺法会(はなくせんぼうえ)」の準備をされてるところでした。そして散策しながら「下千本」の方に下ります。此処からは下りばかりです。
「世界遺産 金峯山寺」の山門です。右の写真の右側に映ってるのが「蔵王大権現」です。
下千本が見える辺りまで賑わうお土産物屋が並ぶ参道を外れたりしながら周辺を散策です。
喧騒を外れた民家の辺りには↑のような「吉野葛畑」という立て札がたくさん立っていて、なんとなくわかってたのですが、友人達と「どれだろう?草しか見当たらないしな~?花は確か3月ごろ咲くでしょ~?」と疑問のままでしたが、途中店先で根やカスの実物を見たり駐車場に戻って、吉野を後にするときに地元のおじさん達に製法まで教えてもらって解決したという次第でした。
次回は復路の景色をUPしますね。