Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

部分日蝕に思い出す

2006-03-30 | 生活
トルコ辺りは皆既日蝕だったらしい。お昼前から二時間以上曇天の空が暗くなったような気がする。その後、日が出て来て明るくなったから余計に気が付いた。鳥の鳴き声が変わるのが、なによりもの証拠であろうか。人間は、天候もあり、その変化にはあまり気が付かなかった。

1999年8月11日の日蝕の事を思い出した。あの時は、皆既日蝕の帯の中だったので、その時刻には観測地点へと移動した。選んだのは、皆既日蝕の少しでも長い、天気予報の有利なフランスとの国境であったと思う。実際は、天候も曇り勝ちで、狙っていた帯のど真ん中のアルザスの大地を見渡す高台には登れずに、道路上でその時を迎えた。予定と大幅に狂ったのは、大交通渋滞による遅滞である。まさか平日のお昼過ぎにこれほどの移動があるとは想像していなかった。ワイン畑の方々には、望遠鏡やカメラや椅子などが置かれ、テントがそこ彼処に張られていた。この経験から学んだのは、原発事故などの災害時には車は殆んど使えないと言う事であった。

その時の記録はどこかにあるかも知れぬが、温度の急激な低下以外には動物達の変化が最も気付いた点で、鳥の鳴き声は特に顕著であったような気がする。今回の部分日蝕もその点は同様であった。日蝕の記録は、至る所に見出せるが、西洋で最も有名な日蝕は「キリスト復活への十字架」の時であろうか。
コメント (3)
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