Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ガラスで栓をしたワイン

2006-03-28 | ワイン
初めてのガラスキャップを購入した。一昨年度当たりから、長期間の保存を考えないワインの入った瓶を、コルクでなくガラスで封印した商品が増えて来た。勿論これは新しい試みで、製品に違う価値と商品魅力を与えるものである。

良質コルクの入手困難は、そのまま自然環境保護にも結びついている。つまり簡単な単純なワインを天然素材のコルクを使って封する事はあまり勧められない。所謂、リッター瓶とかテーブルワインは螺旋状の栓をすれば充分である。それでも瓶の価格やイメージの問題もあり、コルク栓はそれら廉価なワインにも比較的好んで使われる。

そこで出て来たのがこのガラスのキャップである。一個当たりの価格は、まだ普及品のコルクよりは高価だが、数が出れば何れこちらの方が廉くなって普及して行くであろう。そうなれば、コルクは良質のコルクに市場の重点が移り、今後とも高級ワインには良質のコルクが安定供給される結果となるであろう。

コルクで無いのでコルク抜きは要らない。指先で開ける事が出来る。真空で閉まっているので温度が上がれば栓が抜ける可能性もある。海外向きの夏の輸送には不安である。

つまり、三年以上保存するような高級ワインにはガラスのキャップは使えないが、適当なワインにこれ使う事で、ワイン業界に良い影響を与えるであろう。
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