Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

木の香りが沁み込んだ白

2007-01-22 | 試飲百景
去る金曜日、ビーンセールがあった。十年ほどの前のワインから2005年産までが四割引ぐらいまでで提供されていた。

それでも、中級下のワインが主となっていて、なかなか微妙な選択をしているのである。流石に専門家が巧く価格設定をして棚卸するだけのことがある。

リースリングの主力商品は、味覚に弱さがあったり、商品として競争力のないものが提供され、それ以外は他の葡萄品種のアウスレーゼの甘口とかが特売されていた。

その中では、2001年産のピノブランバリック熟成が大変面白かった。隣に若いお兄さんが居た。

「これはなかなか面白いですね、どうですか?」と聞くと、

「バリックの(木の味)が慣れていて、新しい時よりも良くなっているかも」と良く判っているので、

「これは、キャンデーが合うね」と先日1月6日の角付けのために買っておいたフルーツ・キャラメルを頭に描いていた。すると、

「キャラメルでしょ」と図星の答えを得て、急に身近に感じた。

「通常価格の9ユーロならば買わないが6ユーロ以下だから、これは買える」と、

「テリーヌも面白いよね」と言うと、店の者も含めて話が弾んだ。結局、これは二本購入する。
コメント (2)
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