Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ニタニタ顔のシナの学者

2007-01-07 | 数学・自然科学
中華人民共和国の学術研究投資額は、五年で倍増されて、終に日本を抜いて米国に続いて第二位となった。EUが、米国と中国の真ん中に位置している。ドイツは日本の半分しかない。

月着陸などの予定を計画して、量から質への技術王国を目指している。しかし、自然科学の対象は全域に渡っている事は言うまでも無い。

シナ人研究者数は、其々の分野での論文の数を見れば解るが、十年前の77%増となっている。その多くは欧米からの帰国者であって、2004年現在で92万人の研究者数は米国の103万人に次ぐ。そしてその一部の時代遅れの施設を、グロテスクなマス大学などと共に、質へと転換して行くという。そして多くの80年代のシナ人研究者はお払い箱となって去って行く。その七万人の内ほぼ五万人は既に首となっている。そして今後ますます成果主義の体制を採り、国家プロジェクトは自然科学へとシフトして行く。

そこでは少なくとも「サイエンス」か「ネイチュァー」に採り上げられていない研究者は用無しで、可能性は殆ど無い。つまり世界からシナ人を中心に研究者を呼び寄せたのである。もちろん、報酬は一部の例外を除くと外国と比較が出来ないが、紐育市大から戻ったツオン氏などは、「パトリアズム否シナの遺伝子学的豊富さを信じると理想的な研究地です」と語る。

そこで思い出さなければいけないのは、2011年には世界の有数大学になるとする国家主席フウ・ジンタオの出身校、エリート工科大学清華大の副総長が言うような「マオは昔の事で、今はシリコンヴァレー」の標語ならず、シナ人がこぼす「シナはまだ貧しくしくとも既に先進国よりも豊かである」と言う心情を聞き逃してはいけない。これは、中南米のエリート層が言うモットーと変わらない。つまり、一見消費社会の欲望がシナを今後も牽引するかのようにも見えるが、少なくとも日本やもしくはドイツとはその事情は異なるに違いない。つまり最終的に一国中華共産主義が 未 完 成 する可能性もありえるかもしれない。

もちろん、そこでは大都市の大気汚染も地方の砂漠化も科学将軍にとっては、つまり近代シナにとっては、関係無いと言う無頓着なことを耳にする一方、ドイツ中国共同科学センターでは新型風力発電開発のプロジェクトが大掛かりに進んでいる。

同紙面にその推測に並行するかのように、シナ人の肥満化の話題に触れていて、シナ人研究者が英医学誌で発表した「メタボリック・シンドローム」に、人民の19%が病んでいると言うのである。

そのように考えると五年で五倍に膨れ上がったシナ人による有名科学誌での投稿数は、今後どのような経過で推移して行くかは解らない。技術開発部門における報酬と研究活動は間違いなく何れシナが中心となって世界が回っていく事は間違いない。

すると、ドイツのような古の科学先進国は、研究員と教授の増員を昨年度アピールした様に、精神科学部門を強化して、来る基礎科学と科学理論分野の継承に弾みを付ける必要がある。

さもなければ、先日三人の中国人とフランス人によってお披露目された二頭の中華竜の化石のようなシナの自然科学者の暴走を抑える事が出来なくなる。それは、一つの頭はニタニタ顔の、もう一つは真面目な顔つきのシナの学者の顔なのである。シナ人学者の一般教養を知るものはその怪物の正体が判るだろう。



参照:
FAZ, Joahim Müller-Jung vom 27.12.2006
現況証拠をつき付ける [ マスメディア批評 ] / 2006-12-17
コメント (6)
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