胃袋が破裂しそう?暴飲暴食はしない。しかし、二キロ以上のザウマーゲンをはじめて購入した。小さなものとの差は、その噴門と幽門の存在が大きい。一方に食道が繋がり、また一方の細くなっている方をPars Pyloricaと呼びその弁をPylorusと呼ぶようである。
雄?豚の胃袋とはこれぐらいの大きさなのか。しかし、胃袋一杯にザウマーゲンを食すると、人間も豚のようになる。
さて、お味や食感の方は、味はこの特大の方が茹でてもなかなか味が外へ逃げないようで、水っぽくならない。しかし、皮はいつも以上に分厚く食べ過ぎると消化が悪い。それに合わせて、大根などの消化を助ける物を添えたとしても充分に温野菜を食べると、これまた暴食気味になる。
さて、ワインの方は上等も開いていたが、敢えてリッターヴァインを開ける。現在、二種類の新鮮なこれを変わり番こに試している。すると、その醸造所のコンセプトなどが見えてくるのである。
今開いている方は、A・クリストマン醸造所のリッターヴァインで、アルコール度は11.5度と少し弱めである。そして、さっぱりした柑橘系の味と香りは、清涼飲料水的でさえある。酸の質が良いので酸っぱいとは思わない。そして、杯も進むが、決して水のように飲んでしまうと言うのではない。なぜかと言えば杯を傾けるだけで、口内がさっぱりして、食物をさらにワインで流し込む必要がないからである。ワインを味わえるのである。シーダーに近い感じもある。その意味からこれは良い食中ワインである。
さて、もう一方のリッターヴァインはフォン・ブール醸造所のもので、なによりも12度のアルコールとその香りは素晴らしい。クリストマンのものを飲んでその微かなミネラル風味とこれを比べたが、これも予想に反してミネラル風味が楽しめた。どこの葡萄地所からの収穫を買いつけたかは明かされていないことや、そのミックスは多岐に渡ると思えたからである。それほど美味く味を調えてある。流石に量を均等な質で出さなければいけない大手の醸造所の品質管理とも言える。
しかし、ワインはアルコールであり、ある量を越すとどうしても酔いが廻る。そしてその酔い心地はとても大切な判定基準となる。ここで、高級ワインと呼ぶ物は、飲み過ぎてもアルコールが幾らか体に残る感覚だけで、決して気分の悪くなるようなものではいけない。欧州のワインは天然飲料であり、決して人工的なものであってはいけない。
アイスヴァインに代表されるような甘口ワインはどうしても、保存と安定のために硫化物投下量が辛口に比べ何倍にも跳ね上がる。だから、アルコール度は甘口に比べ遥かに高くとも辛口は悪酔いせずに沢山楽しめる。それでも、ワインレストランなどで飲む廉いワインは、口当たりが良くとも、酔いが直ぐ廻る。そして、飲み過ぎると悪酔いに近くなる。それは発酵を無理に止めたりして味を調えているからだ。だから、最近は三倍もの価格で売られる安物ワインをレストランではグラスで二杯つまり半リッター以上は飲まない。
同価格の上の二種類を比べると、味香り共に好悪は付けがたい。その葡萄の出所が味から分かり易いのはクリストマンのワインであり、味の華やかさではフォン・ブールのワインである。そして、酔い心地は、フォン・ブールの方が遥かに悪い。これをケミカルの混入が多いと一般的には称する。何故そうなるかは、上に既に述べた。アルコール度が高く、まだ酵母臭が残る状態ではある程度は仕方ないのだが、先ず喉の渇き方が違い。そして酔いが上の方に廻る。その覚め方ももう一つスッキリしない。昔から、村醒めとかなんとか言うが、これには個人差があるが、夕食に飲んで、寝る前に完全に醒めているぐらいでもう一度寝酒に試して見たくなるワイン、これが良い酔いなのである。
参照:
肢体がスルッ鼻がプルン [ 料理 ] / 2007-05-16
栗色のザウマーゲン [ 料理 ] / 2006-10-19
桃源郷の豚の胃詰め [ 料理 ] / 2006-01-30
利のある円錐形状 [ 料理 ] / 2006-01-26
典型的なザウマーゲン [ 料理 ] / 2005-12-27
公共堆肥から養分摂取 [ 女 ] / 2005-01-11
女性歯科医のミュンヘンマクシミリアン大学での医学博士号修得の論文は豚の噴門附近の免疫システムと歯茎のそれの関係を見るもののようである。図示を見るだけで、豚は腹持ちが良さそうである。
雄?豚の胃袋とはこれぐらいの大きさなのか。しかし、胃袋一杯にザウマーゲンを食すると、人間も豚のようになる。
さて、お味や食感の方は、味はこの特大の方が茹でてもなかなか味が外へ逃げないようで、水っぽくならない。しかし、皮はいつも以上に分厚く食べ過ぎると消化が悪い。それに合わせて、大根などの消化を助ける物を添えたとしても充分に温野菜を食べると、これまた暴食気味になる。
さて、ワインの方は上等も開いていたが、敢えてリッターヴァインを開ける。現在、二種類の新鮮なこれを変わり番こに試している。すると、その醸造所のコンセプトなどが見えてくるのである。
今開いている方は、A・クリストマン醸造所のリッターヴァインで、アルコール度は11.5度と少し弱めである。そして、さっぱりした柑橘系の味と香りは、清涼飲料水的でさえある。酸の質が良いので酸っぱいとは思わない。そして、杯も進むが、決して水のように飲んでしまうと言うのではない。なぜかと言えば杯を傾けるだけで、口内がさっぱりして、食物をさらにワインで流し込む必要がないからである。ワインを味わえるのである。シーダーに近い感じもある。その意味からこれは良い食中ワインである。
さて、もう一方のリッターヴァインはフォン・ブール醸造所のもので、なによりも12度のアルコールとその香りは素晴らしい。クリストマンのものを飲んでその微かなミネラル風味とこれを比べたが、これも予想に反してミネラル風味が楽しめた。どこの葡萄地所からの収穫を買いつけたかは明かされていないことや、そのミックスは多岐に渡ると思えたからである。それほど美味く味を調えてある。流石に量を均等な質で出さなければいけない大手の醸造所の品質管理とも言える。
しかし、ワインはアルコールであり、ある量を越すとどうしても酔いが廻る。そしてその酔い心地はとても大切な判定基準となる。ここで、高級ワインと呼ぶ物は、飲み過ぎてもアルコールが幾らか体に残る感覚だけで、決して気分の悪くなるようなものではいけない。欧州のワインは天然飲料であり、決して人工的なものであってはいけない。
アイスヴァインに代表されるような甘口ワインはどうしても、保存と安定のために硫化物投下量が辛口に比べ何倍にも跳ね上がる。だから、アルコール度は甘口に比べ遥かに高くとも辛口は悪酔いせずに沢山楽しめる。それでも、ワインレストランなどで飲む廉いワインは、口当たりが良くとも、酔いが直ぐ廻る。そして、飲み過ぎると悪酔いに近くなる。それは発酵を無理に止めたりして味を調えているからだ。だから、最近は三倍もの価格で売られる安物ワインをレストランではグラスで二杯つまり半リッター以上は飲まない。
同価格の上の二種類を比べると、味香り共に好悪は付けがたい。その葡萄の出所が味から分かり易いのはクリストマンのワインであり、味の華やかさではフォン・ブールのワインである。そして、酔い心地は、フォン・ブールの方が遥かに悪い。これをケミカルの混入が多いと一般的には称する。何故そうなるかは、上に既に述べた。アルコール度が高く、まだ酵母臭が残る状態ではある程度は仕方ないのだが、先ず喉の渇き方が違い。そして酔いが上の方に廻る。その覚め方ももう一つスッキリしない。昔から、村醒めとかなんとか言うが、これには個人差があるが、夕食に飲んで、寝る前に完全に醒めているぐらいでもう一度寝酒に試して見たくなるワイン、これが良い酔いなのである。
参照:
肢体がスルッ鼻がプルン [ 料理 ] / 2007-05-16
栗色のザウマーゲン [ 料理 ] / 2006-10-19
桃源郷の豚の胃詰め [ 料理 ] / 2006-01-30
利のある円錐形状 [ 料理 ] / 2006-01-26
典型的なザウマーゲン [ 料理 ] / 2005-12-27
公共堆肥から養分摂取 [ 女 ] / 2005-01-11
女性歯科医のミュンヘンマクシミリアン大学での医学博士号修得の論文は豚の噴門附近の免疫システムと歯茎のそれの関係を見るもののようである。図示を見るだけで、豚は腹持ちが良さそうである。