Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

政治における時間差とは

2008-03-06 | マスメディア批評
やっと、ヘッセン州の政治地図が見えてきたようである。社会民主党のイプシランティ女史が、左派党に閣外協力を求めるようだ。投票前の左派党除外の公約には反するが、ローラント・コッホを頭に据えておく事は出来ないのが投票者の意思で、自由党が協力しないかぎり、左派党に首班指名の協力を仰ぎ、更にその後の少数与党を当分は持ち堪えれる様に左派党に戦略的に政策協力を仰ぐことになるようである。

現在の連邦州全体でSPDのおかれている立場からすれば、積極的に連合協力を仰いで行くことは決して悪くはない筈である。

さて当町でも、スーパーマーケットの建設問題で揺れている。数週間内の町議会で採決される。そのことで、先ほどSWRのTV第3波から議論が生中継された。

色々と建設場所の噂は聞いていたが、売却されて縮小された老人ホームの横の戦没者記念碑のある中世の町の壁際に作られるという。よって環境破壊と歴史的財産の保護が争点となっている。

もう一つは経済的な視点であって、現在ある スーパーマーケット自体がその前に親しまれていたコープが店仕舞いしてから、やはりあまり旨く行っていないことが挙げられる。その店には店代わり後正直一度も行ったことがない。車で行くならば隣町に行く方が良いからである。

結局はグロバリゼーションによって小規模の上質の店がなくなり競争力の高い大規模スーパーマーケットが生き残る形となっている。つまり、少々規模の大きいものを作っても隣町に比べ良いものが買えない限り用はない。

存在価値が残るのは特産物を扱っている上質の小売店だけなのである。また地元が環境も整え、市民生活をよりよくするほどの財源はない。

お年寄りには、毎水曜日にやってくる移動市場で充分ではないか。それが拡大されればそれで良い。車があるものは少し走るだけである。潰れかけるスーパーマーケットなどは要らない。

それにしても、衛星の生電波が届いて放送されるまでに四秒ほどリレーの時間差が生じていた。政治にもそれぐらいの時差が存在するようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする