Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

週末明けの陽当たり

2014-12-09 | 
十日ぶりぐらいだろうか。陽射しが眩しい。まだ新春には早いが、初雪を過ぎて徐々にクリスマスを向かえこうして春へと一歩一歩近づいてくるのである。久しぶりに冬篭りの屋根裏部屋を抜け出て、陽射しの当たる机へと移った。何時間ほどこのまま陽が当たるのだろうか?

三本買ったグローセスゲヴェックス「フロインドシュテュック」2013年に一本を開けた、試飲して購入したが、一本をクルスマスプレゼントとする前に自分で開けてみたのだ。ゲオルクモスバッハ―醸造所のグローセスゲヴェックスはバッサーマンヨルダンのものと同じようにあまり瓶熟成しない。広がらないのである。原因は木樽の使い方と培養酵母の使い方によるのだろうか?だからあまり寝かしても驚くようなことにはならないが、二年後に飲み干してしまうことを考えれば今この時点で開けても惜しくないと考えた。

さて、何よりもその酸の強さに改めて驚いた。試飲した時にもそれ故に三本も購入したことを思い出した。つまり間違いなく簡単に重くならないことを示している。香りも果実味もこの土壌の独特の魅力を発揮している。これならば心配なく寝かしておける。しかし瓶熟成を楽しめるとは言えない。同じような状況はレープホルツ醸造所のグローセスゲヴェックスでも同じかもしれないが、あちらの方は経年変化を楽しめる。その点、経年変化をしないグローセスゲヴェックスが存在するのだ。原因は酸化の過程が異なることに他ならないだろう。これで、このリースリングをご進物にするのに全く躊躇することはないが、先ずは寝かしてもらうことが前提となる。それにしても、婿様も「健康な葡萄が一番」と語っていたように、この酸の強さには考えがあったようだが、美しい酸の2013年の特徴が綺麗に出ているリースリングである。酸の弱い2012年の甘めのものを何時開けようかと思案する。

小牛の肉が安かったので、それをリースリングに合わせた。エリンゲも一緒に焼いた。レモン汁などを絞って上手に焼きあがった。赤い肉とは違い、リースリングにはよく合う。塩ジャガイモを付け合せた。ソースはないがバターの焼汁も十分に出ていた。



参照:
余裕が全く無くても冷静な元旦 2013-01-01 | 料理
温かみある地所の名前 2008-12-15 | ワイン
コメント
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