Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

制限が必要な暴走?

2014-12-19 | 歴史・時事
一泊でも旅行するとなると忙しい。自動車クラブのルートプランナーで確かめると、ミュンヘン経由であると一時間ほど長く時間がかかるのが分かった。二十年ほど前の制限速度の少ない時期ならば血圧を上げて思いっきりアクセルを踏み込めばかなり早く着いた記憶があるのだが、最近は制限速度が増えた。近所の幾つかの制限速度は、私が暴走していたので設置されたようなものも無くはない。

朝一番の待ち合わせ時刻があるので、結局距離の短いアルゴイ経由でインタールに入る。フュッセンの横の新しいトンネルを使ってだ。十年ほど前はトンネルが無かったので町の中を通らなければいけなかった。これだけでも20分ぐらいは早くなったのだろう。それに比べるとガルミッシュパルテンキルヘンからの山越えは町に入らなければいけない。帰りにはここを通ってミュンヘンに入る。兎に角、500KMほど五時間以上の走行時間が計算されているので、朝四時前には出発しなければいけないのだ。

ブログのアクセスを見ると、本文では書かなかったがキーワードとして入れたPEGIDAへのサーチが掛かっている。勿論新語であり、デモのニュースに扱われたことから知られるようになった言葉である。ドイツ特有の頭文字の組み合わせであることが分かっても、一体それが何かを知らずに答えられる人はいないだろう。だから新聞記事にもこの活動の正式名称が出ていたので、私も目を留めた。今連邦共和国の社会問題となっている反イスラム運動であるが、さて想像がつくだろうか?

Pは、政治活動の場合パルタイが多いが、これは党ではないので、正解はパトリオーティシェである。Eは、なかなか想像がつかないが、オイロペアーで、ドイツとかの国粋主義ではないことの言い訳のようになっている。次のGはゲーゲンで打って変わって強い調子になる。Iはイスラミジールングで、デスアーベントランデスであるからキリスト教国のイスラム化に反対している。Patriotische Europäer gegen die Islamisierung des Abendlandesとなる。

もう一つ似たような動きとして、Hogesaが挙げられる。これはフーリガンゲーゲンサラフィストである。どちらも欧州からすれば当然のような主張であり、態々運動をしないでもよいというところが似ているのだ。その意味からは、日本で問題になっている反在日朝鮮人運動とは異なっていて、一般的な主張であり新聞が書くように、フランスやハンガリーのようにドイツでは今までなかったポピュリズムとするのが正しいかもしれない。



参照:
暴走には制限が必要か? 2014-12-12 | 歴史・時事
不可逆な我々の現代環境 2014-10-12 | 歴史・時事
政治への強硬な姿勢  2012-05-10 | ワイン
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