Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

十分検討に値するやり方

2014-12-13 | 文学・思想
金曜日はシーズン二回目の室内登攀であった。前回の反省に立って力を温存しながら、チョークも持たずに二人で休みなく二時間登り続けた。最後から二本目で完全に腕に来た。その前に両手でぶら下がってしまったのが効いたのか?昨年と比較してどうかは言えないが、腕の疲れ方が異なってきているのも事実である。技術的な向上があるだけに最終的に腕に限界が来る。決して難しい場所を登っているのではないが、量を増やすとやはり疲れる。

日本の総選挙でベーシックインカムについての主張がある。京都一区の無所属立候補平智之だけであると思うが ― 大人一人月五万円、子供二万五千円を計算している ―、まさしくこれは「日本共産党のロマン」などとは違って遥かに現実的で夢のある近未来の社会形態なのである。最近になってようやく、キリスト教民主同盟総裁アンゲラ・メルケルがシュレーダー社会民主党党首に挑んだ選挙の財務大臣候補キルヒホッフ教授の主張の多くが理解できるようになった。この間、海賊党の勃興に並行してその案件が公約となって、同じようにベーシックインカムの基本的な考え方を、改めて税制の簡素化と付加価値税の意味を解いたハイデルベルクの教授に重ね合わせた人が少なくない。

調べてみると、教授の意見、即ちメルケル首相候補が当時熱を上げていた見解は、所謂新自由主義における小さな政府であったのだが、当然のことながら円熟した先進工業国特有の社会の高齢化や年金制度や社会保障への不安感が社会背景としてあったことは間違いない。もちろんそこには行政の肥大化による無駄が挙げられていて、新たなYOUTUBEヴィデオでは質問に答えて、社会保障の給付の問題化などにも触れながら、バーシックインカムを様々な社会保障に振り替えることで十分な資金は連邦共和国にもあると言う。当時はそこまでは考えていなかったようだが、十分に検討に値するとしている。



参照:
ネット相性診断を試す 2014-12-08 | 生活
外国人に手厚い社会保障 2014-12-05 | 文学・思想
Paul Kirchhof zum Grundeinkommen (YouTube)
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