Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

干ばつの毎日の驚愕

2018-08-01 | 
「ドンファン」のバーデンバーデンでの演奏を聴いた。サイモン・ラトル時代のフィルハーモニカーの演奏の特徴が良く表れていて、聴かせるようにはなっているが、ネゼサガン指揮のフィラデルフィアと比較すると指揮も荒く、演奏もその通りでしかない。フィラデルフィアも楽譜を見ながらだと、ここはそこはと解決しなければいけないところが次々と出て来る。所謂キリル・ペトレンコの眼鏡を通した楽譜の読み方をするとチェックポイントが沢山出て来る。

それでも最後のところで木管がハーモニーを重ねるところの響きは驚愕以外のなにものでもない。管弦楽を称してオルガンの響きとか比喩的に評することは多々あるが ― 先日のローエングリンの響きを称してアマルガムと称するのと違うのか? ―、ここでのように本当にオルガンの響きを聞いたことは無い、今まで世界中の数多くの管弦楽団を聞いてきたがこんなのは初めてだ。一体どのようにして音程を合わしているのだろう。

クリーヴランドからの「トリスタン」放送後、タイマー録音でシカゴからのそれを録音したが、残念ながら時差を一時間読み違えていて3時始まりを2時として二時間後に終えたので、バーデンバーデンで聞いた「展覧会の絵」を録り損ねた。それでもドヴォルジャークなどがあって演奏程度はよく分かった。正しく評価するとベルリンのフィルハーモニー以下でも以上の交響楽団ではない。つまり今や頂点とは大分離れている。来年日本でヴェルディのレクイエムを演奏するようだが、バーデンバーデンでのフィルハーモニカーを指揮するよりもいい演奏するとは全く限らない。寧ろいつもの最高品質のエンターティメントの域を出ないことは分かっている。なにかこの二つの交響団が結構似て来ていて、今の状況から抜けるには指揮者の指導しかない。ムーティーには求めようが無いもので、ペトレンコにしかない。

ドイツは干ばつと言われている。その被害が農作物に出ていて、朝のニュースも農林大臣のクロックナー女史が先ずはEUを待たずに連邦共和国内での農業補償を八月末までに出すと声明した。三分の二減ほどの不作が予想されていて、未だ嘗てなさそうである。少なくとも室内で過ごしている限りはとても気持ち良い夏で、夜中の冷え込みが気持ち良い、しかしここ二週間ほどは窓を開けないと眠れない。そして冷えて来るのか昼間に補給した二リットル以上の排水が必要になる。それでも布団の中で汗を掻くよりは気持ち良く眠れる。

干ばつの被害は農業だけでなく、原子力発電所にも出ていて、ご近所のフィリップスブルクの最後の一機もラインの水温が上昇して冷却水の温度が上がり、一割方の操業制限がなされるとあった。どのように調整するのか知らないが、制御棒を一部に下ろすという事なのだろうか。そんなに器用なことが出来たのだろうか。その他の稼働中の原子力発電所にも操業規制が掛かったという。



参照:
行きたくない火星が光る 2018-07-29 | 生活
「ドンファン」の新録音資料 2018-07-28 | 音
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