第一次スイス遠征は無傷だった。来年一月までのヴィニェットが高くなった感じがしたが、立て続けに使える。写真撮影は無かったと思う。帰路一か所だけ知らずに前の車についていったらスピードが出ていたが、あとは前方の車に赤いフラッシュを見て、ブレーキを掛けたぐらいで無事だった。何回も走ると場所を再認識するので大丈夫だろうか?バーゼル周りのアウトバーンが工事の為に酷いことになっていた。あとはトンネルを対面通行にしていてとても怖かった。通常の二車線で時速100㎞に絞って、カメラを構える道路で、80㎞で対面通行させる根性にはついていけない。ゴッタルダトンネルなどの大惨事は二度と起きないと高を括っているらしい厚かましさにはついていけない。
ランダウの速度違反を写された場所は今回も知らぬ間に走っていた。どうも制限の表示が見難いらしい。一度自動車クラブかどこかに通報してみたい。すると坂道になってスピードが出過ぎる結果になる。それでも帰宅は無事一時過ぎには着いた。終演は22時だったが、早めの16時過ぎに入車したのでそのまま地下のP2の最後の二桁で入れた。数が80ほどしかないので初めてそこに停めた。それでも会場で払うと15フランで済んだ。早めに入れた方が結局得なことも分かった。来週も早めに入って、天気が良ければ対岸へ散歩もしたい。
それにしてもルツェルンの渋滞にも呆れた。宿から駅前会場まで3分ぐらいかと聞いたら、主人が今の時間帯なら10分は掛かる、ラッシュアワーだと答えた。何のことか理解出来なかった。だから裏道を走ればと言ってみたら、駄目だと付け足した。実際に、トリプヒェンのヴァークナーの家を通り過ぎて、街中までは二三分だったが、駅前の方に抜ける道は信号渋滞していたので、湖の方に近づいてたらそこも渋滞していた。大学の横を通って結局数キロ走るのに一時間ほど有した。それでも引き返す車はなかった。皆分かっているようだ。結局駐車場に入れた時は前コンサートもガイダンスにも遅すぎた。要するに道が無いのである。今回ルツェルンで習ったのはこのことで初めての経験だった。高速から降りてくる方ではここまでひどい経験は無かった。こうしたことの積み重ねが常連になるかどうかの大きなところで、慣れてくると色々なことが合理的に予測計算可能となる。つまり、ミュンヘンでと同じように公演をじっくり堪能可能の状況を作れる。
会場係のお姉さんとも話したのだが、やはり常連さんになると今までか感じなかったことが色々と分かってくる。要するにアウェーとホームの差だ。人見知りするたちなのでアウェーでは出し物を充分に楽しめない私なので、こうした積み重ねが大きい。駐車料の点もよく分かった。現金がどれぐらいいるかも分った。ガイダンスも二日目には参加した。話し手のシュテール女史と何回か目が合ったが、どこかで会ったことがあるのかなとも思った。まあ、熱心に聞いて時々メモすると気になるのだろうが。こうしたこと全てに加えて、今度の進展如何によってはバーデンバーデンの祝祭に係って行こうかとも思っているので、老舗の音楽祭のことが気になった。こちらも今年から定期となった。宿はもう少し試してみないと駄目だ。日本製のエアコンは効果的だったが、さて価格比ではどうだろう。
明らかに違うのは会場案内などのマンパワーで、その質と量が比較にならない。更に警護の兵?が入っている。玄関で券を検査しないでも、入り口だけで座席を監視している。恐らく撮影も監視しているのだろう。逆に残念だったのは初日にはアナウンスが聞こえ難く、私の真後ろで電話が鳴った。これは酷い。やはりもう少し注意勧告すべきだ。客層は昔と比べると、特に前の会場時代とは大分低下している。観光客が多いのだろう。客観的にコンサートだけで比較すると、ベルリン、ボン、ルクセムブルク、フランクフルト、マンハイム、シュトュツガルト、バーデンバーデン、フライブルク、バーゼル、チューリッヒ、ルツェルン、ザルツブルク、ヴィーン、ロンドンの中で、オペラは駄目だがバーデンバーデンはトップクラスだと感じた。来週のマーラーでルツェルンのそこも見極めたいが発券状況からやはりバーデンバーデンのような大都市住民層の大きな基盤が無いのだろう。
参照:
瑞西の交通規制行動 2006-02-09 | アウトドーア・環境
ルツェルンの方が近いか 2017-10-12 | 雑感