Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

空き部屋を押さえておく

2019-10-29 | 
籠り部屋で夜を過ごした。部屋は暗いが暖房を付けないでもそこの方が温もりがある。準備しておいたのでものの数分も掛からない。モニターなどを更に薬品で拭いて清掃したが、完璧だ。今後の昼間の移動などはPCとキーボードとマウスそしてHiFiのリモコンを動かすだけだから、一度の持ち運びで完了する。昼間は日差しがあれば階下が温かいが、曇天であると吹き抜けになっている分空気が上に抜けるだけなので足元が寒いだけだ。

あとはベットの足元の間接照明のタイマーを電話機の充電用に流用したので、タイマーの代わりにWiFiで遠隔操作若しくは声で付け消しするようなアダプターを購入することにした。照明が潜り込んだところにあるので、欲しい時に直ぐに机からオンオフ可能にしたい。二十ユーロほどの投資に対して電気使用量は落ちる筈だ。タブレットから操作可能となるのでベットの中からの消灯も可能となる。

来夏のルツェルンの音楽祭のティケットを先行予約した。今年から来年への最大の変化は、音楽祭デビューしたゲヴァントハウス管弦楽団が失せて、九月に入っていたコンセルトヘボー管弦楽団がベルリナーフィルハーモニカーの前・前々日に演奏する。後ろにはロンドンの交響楽団が控えているが、ラトル指揮の通常のプログラムなので今夏のように出かける気はあまりしない。コンセルトヘボーももう必要はないと思っていたが指揮者ヘルヴェッヘがゲントの合唱団を引き連れるので、購入しても良いと思った。その前日には後任指揮者候補ロートが振るので、これも出かけるつもりにしている。

最大の問題は今夏の宿泊施設が予約を受けていないので、もう少し様子を見るとして、そこからまだまだ先の村のアパートメントを最長四泊で予約しておいた。距離にして11㎞しかし高速が長いので、走行時間にして6分程長くかかる。田舎道を長く走らない分楽ではあるかもしれない。三泊で充分になるかもしれないが、先ずは空き部屋を押さえておく。ルツェルンの駅前からの距離は30㎞、30分ほどなので、今夏の宿とそれほど変わらない。但し価格が炊事装置がついているだけ高くなっていて、他の宿とまだこれから比較することになる。

さて肝心のベルリナーフィルハーモニカーのオープニングプログラムは、予想の千人の交響曲ではなくて「一昨年ミュンヘンで初演された」ブラームスの交響曲四番である。ヴィーンでも同様の曲をキリル・ペトレンコが指揮したがそれは似て非なるものであった。ヴェーベルンの「パッサカリア」とどちらの方が古臭い曲か分からないような余りにも厳しい演奏である。ムラヴィンスキー指揮よりも遥かに厳しい。演奏が大変だと思われる。合わせるのが困難だろう。そこにメンデルスゾーンの一番が挟まるというから全く以ってどうなる事だろうと思う。

二日目のスーク作曲アスラエル交響曲は来年の目玉であるが、その前のベートヴェンの協奏曲三番がベルリンでのようにバレンボイム独奏ではなくてトリフォノフ独奏になっている。これは残念だが、それだけの為にベルリンに行く気もしないので来年早々のベルリンでの宿はキャンセルしようと思う。



参照:
来夏の宿を予約する 2018-10-30 | 雑感
遠隔から取捨選択する 2017-11-09 | 暦
シャコンヌ主題の表徴 2017-10-13 | 音
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