Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

今後の熟成を考慮する

2020-02-06 | ワイン
体調がどうもおかしい。運動も出来てそれ程不都合はないのだが、腹の調子が今一つなど、先週の熱を考えるとインフルエンザ類なのだろう。出歩く度にヴィールスをまき散らしている感はある。自身の症状を考えるとそれほど酷いものではないが、近所でコロナヴィールスでも見つかると大笑いだ。しかしそれが遷る様なところには出かけていない。まあ回復期なのでどちらでもいいことである。

エルフィーでのコンサート準備を進めている。アロイスツィンマーマン作曲「アラゴアーナ」の内職は綺麗に終わった。音源はまだ探していないが、楽譜があるだけで先ずは安心だ。もう一つのストラヴィンスキーの三楽章の交響曲の楽譜もなんとかなりそうだ。これで全曲揃う。いつものベルリナーフィルハーモニカーであるからアンコールは無いだろうが、フランクフルトだけで振る予定だった「悲劇的序曲」はどうなるのだろう?

天気中期予報を見ると17日月曜日は悪くはない。気温も高めで、雪なども降りそうも無く。週末の雨がずれ込むかどうかだけだろう。来週末に燃料を満タンにする前にそれまでの燃料を入れておいた。少し安くなっているので、来週も引き続きそうなって欲しい。エンジンオイルを継ぎ足してから音も静かになったので、ハムブルクに出かける前に多めに入れておけばよいだろう。あとはコンサートあとの夜食のテーブル予約ぐらいだろうか。

コンセルトヘボー管弦楽団の後任指揮者が話題になっているが、その候補に挙がっているネルソンズ指揮コンサートの前半を流す。放送で聴いた時と同じくやはりあまり良くない。それでも楽団に人気があるのは自由に音楽をさせてくれることのようで、どこの楽団でも評判が良い。しかしその音楽がその為か統一感に欠けることが屡で上手く行かないのかもしれない。後半ももう一度聴いてみるが、今まで聴いた中では相性が悪い方で、先ずこの指揮者がアムステルダムに来ることは無いだろう。恐らくペトレンコとの相性ももう一つだったのだろう。ロートが指揮したシュトラウスがここ最近では最高の出来で、ヤンソンス指揮などよりも遥かに良かった。

2015年産フォムブントシュタインのリースリングを開けた。2015年は十年に一度ぐらいの暑い夏で、ワインも果実の熟成度が高かった。その分、酸が若干後ろに引っこむ感じがあった。このワインは、「ガンツホルン」の前収穫分なので上のもののパイロットにもなる。印象からすれば酸が効いて清涼感というよりも深みのある味質だ。今までおいておいたのも通常の年度に比較して長持ちすることは間違いないと思っていたからだ。そもそも最初から味質は解っていたので瓶詰め二年経過でもそれ程熟成が進むとは思っていなかった。実際に構築性の強いリースリングで、堅くはないがまだ全く崩れも無く所謂ぺトロール臭などとは程遠い。但し瓶を開けて直ぐの口当たりは辛みが立つ。しかし不愉快なものではなく、恐らくシャブリなどを飲みなれている向きには深みとコクとしか取られないだろう。だから食事に合わせるのは難しくない。反面リースリングファンには、花園のような開かれた瓶熟成には程遠いということで、さてどのように今後寝かせて行くかが考慮されるところだ。ガンツホルンに関しては最初からよりこなれた酸が効いていたので全く心配は要らないだろう。

オペラ賞の候補ファイナルリストが上がっていた。最も興味深かったのは私も推した新制作「サロメ」で美術を担当したマルゴルツァータ・ツチェニアックで、あのシナゴークの意匠を上手に使ったり、壊れた書庫の感じなどとても印象に残るものだった。ヴァリコスキー演出の大きな柱だったと思う。受賞して欲しい。あと指揮者は、ペトレンコ、マルヴィッツ、リニヴとお馴染のメムバーで順当だ。またフランクフルトの劇場が当然の如く入っている。バリーコスキーの「アグリピーナ」も当然だと思う。管弦楽はバイエリシェシュターツオパーは実際に抜きに出ている。あと「三部作」を演出していたロッテデベアーが入っていて喜ばしい。そしてなんとオテロのラッセル・トーマスが入っていて吃驚。来年はまず間違いなくバーデンバーデンの復活祭がここに入ってくる。



参照:
体力回復を期待する日々 2020-01-05 | 生活
なにがどのように繋がるか 2019-05-07 | SNS・BLOG研究


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