頭痛がある。気温の変化もあるのか、暖房の調整が難しくなってきた。ハムブルク、フランクフルトへと出かけた後なので気にはなるが、胸の重みを感じていたのはその前なのだ。私の場合結構重篤化するインフルエンザなどでも熱が下がれば一走りしてすっきりさせるので、その塩梅がよく分からない。
四五月のお出かけプランを見ている。四月は、復活祭もあり、回数が多い。五月もある程度の数になる。そのこともあってメータ氏の日程を見ていたら相変わらずフル操業である。コロナ拡大による公演中止などはあって欲しくはないが、重病をしたメータ氏などは掛かると危ない。コンサートは接触が限られているがオペラ公演となると可成りの人と接触する。ヴィーンでも「ファルスタッフ」はハーディングに任せるとして、五月のフィレンツェでの新制作「オテロ」はキャンセルではなかろうか。あとはヴィーナーフィルハーモニカーとの欧州ツアーで、こちらに万端を期して欲しい。
先日ベルリナーフィルハーモニカーのアルテオパー公演でプログラムにバーデンバーデンの広告と先の予定としてヴィーナーフィルハーモニカーのツアーのあ知らせが出ていた。また会場ではフランクフルト―アアルゲマイネのコンサート紹介版があって、そこでも並べ称される管弦楽団として紹介されていた。何よりも一等席の周りのおばさんの「メータ指揮」の声を聞き逃さなかった。
バーデンバーデンの昨年の代打指揮ではそれ程「待ってました」の声は掛からなかったのだが、どうもその後愈々現役唯一の巨匠指揮者としての名声が固まって来たのだと思う。ヴィーナーフィルハーモニカーのドサマワリはどこも売れ行きが落ちていたが、メーター指揮で明らかに出足がよく成って来た。嘗てはそれ程の人気が無かったことからするとやはりその巨匠性がゆっくりと流布されてきたのではないかと思う。
実際私自身も前回にメータ指揮を聴いたのは十数年前のヴィーナーフィルハーモニカーを振ってのブルックナー八番でそれ以外は無視していて、昨年の「オテロ」新制作だった。しかし、放送などを聴いているとメータ氏が振るその管弦楽団によって大分出来が異なっているのに気が付いた。その意味からするとヴィーナーフィルハーモニカーには大きな期待がかかる。少なくともキャンセルがあったとしてブロムシュテット氏は忙し過ぎるので出て来ないだろう。それだけで安心だ。
兎に角、今や音楽界の至宝となっているのでいい指揮を期待するだけである。今回は盟友?ズッカーマンとのエルガーの協奏曲で、あの難しそうなヴァイオリンをどこまで弾けるのだろうかと思う。放送で聴いたユリア・フィッシャーにキリル・ペトレンコが付けた録音が音資料となるが、名手がどこまで弾いて来るのだろう。もう一曲がブロムシュテットして酷いことになった因縁のドヴォルザークの七番交響曲で結構興味深いプログラムである。それで入りそうなのが巨匠の名声というものだ。
ベルリンでは今週のマーラーの三番交響曲の指揮がネゼセガンからヴィオッティーに代わったようだが、復活祭は一発勝負でネゼセガンが振るようだ。ヴィオッティーも間違いなく大きな将来のある指揮者であるが、折角ならばもう少し気の利いたプログラムで聴いてみたい。お手並み拝見というところではなかろうか ― 復活祭もヴィオッティーとなっている。
参照:
余りにも恵まれた境遇 2019-10-15 | 雑感
ミュンヘンからのお便り 2015-10-07 | 生活
四五月のお出かけプランを見ている。四月は、復活祭もあり、回数が多い。五月もある程度の数になる。そのこともあってメータ氏の日程を見ていたら相変わらずフル操業である。コロナ拡大による公演中止などはあって欲しくはないが、重病をしたメータ氏などは掛かると危ない。コンサートは接触が限られているがオペラ公演となると可成りの人と接触する。ヴィーンでも「ファルスタッフ」はハーディングに任せるとして、五月のフィレンツェでの新制作「オテロ」はキャンセルではなかろうか。あとはヴィーナーフィルハーモニカーとの欧州ツアーで、こちらに万端を期して欲しい。
先日ベルリナーフィルハーモニカーのアルテオパー公演でプログラムにバーデンバーデンの広告と先の予定としてヴィーナーフィルハーモニカーのツアーのあ知らせが出ていた。また会場ではフランクフルト―アアルゲマイネのコンサート紹介版があって、そこでも並べ称される管弦楽団として紹介されていた。何よりも一等席の周りのおばさんの「メータ指揮」の声を聞き逃さなかった。
バーデンバーデンの昨年の代打指揮ではそれ程「待ってました」の声は掛からなかったのだが、どうもその後愈々現役唯一の巨匠指揮者としての名声が固まって来たのだと思う。ヴィーナーフィルハーモニカーのドサマワリはどこも売れ行きが落ちていたが、メーター指揮で明らかに出足がよく成って来た。嘗てはそれ程の人気が無かったことからするとやはりその巨匠性がゆっくりと流布されてきたのではないかと思う。
実際私自身も前回にメータ指揮を聴いたのは十数年前のヴィーナーフィルハーモニカーを振ってのブルックナー八番でそれ以外は無視していて、昨年の「オテロ」新制作だった。しかし、放送などを聴いているとメータ氏が振るその管弦楽団によって大分出来が異なっているのに気が付いた。その意味からするとヴィーナーフィルハーモニカーには大きな期待がかかる。少なくともキャンセルがあったとしてブロムシュテット氏は忙し過ぎるので出て来ないだろう。それだけで安心だ。
兎に角、今や音楽界の至宝となっているのでいい指揮を期待するだけである。今回は盟友?ズッカーマンとのエルガーの協奏曲で、あの難しそうなヴァイオリンをどこまで弾けるのだろうかと思う。放送で聴いたユリア・フィッシャーにキリル・ペトレンコが付けた録音が音資料となるが、名手がどこまで弾いて来るのだろう。もう一曲がブロムシュテットして酷いことになった因縁のドヴォルザークの七番交響曲で結構興味深いプログラムである。それで入りそうなのが巨匠の名声というものだ。
ベルリンでは今週のマーラーの三番交響曲の指揮がネゼセガンからヴィオッティーに代わったようだが、復活祭は一発勝負でネゼセガンが振るようだ。ヴィオッティーも間違いなく大きな将来のある指揮者であるが、折角ならばもう少し気の利いたプログラムで聴いてみたい。お手並み拝見というところではなかろうか ― 復活祭もヴィオッティーとなっている。
参照:
余りにも恵まれた境遇 2019-10-15 | 雑感
ミュンヘンからのお便り 2015-10-07 | 生活