Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

興奮の復活祭の追憶

2022-05-05 | 雑感
14時からベルリンでのシーズンプログラム紹介があった。生中継を観ていた。先ずはキリル・ペトレンコが興奮した面持ちで、帰って来たばかりのラトヴィアでのオイロ―パコンツェルトの話しをして、更に復活祭での「スペードの女王」を回想して、「信じられないほどの経験」だったとして、とても上手くやったと自負していると、そして願わくば今後もそこで継続的にやっていくのが楽しみだと語った。我々としても漸くこれで報われたという気持ちである。

そして、来年の復活祭においては、最も複合的な大作「影の無い女」なので、フィルハーモニカーに自分の音楽を更に伝えれるかと楽しみにしているとした。

核レパートリーとしてマーラーの交響曲七番は、とても難しく特に終楽章を上手くやらなければいけないといけないので、あまり演奏されていないと、そしてショスタコーヴィッチの10番交響曲と共に今日と同様とても難しい時期に教えられる作品だとしている。モーツァルトを含めて、米国ツアーにも持っていかれる。

そこで演奏されるコルンゴールトの交響曲はベルリンのフィルハーモニカーでの初演。映画音楽作曲家と烙印を押されているが、ミュンヘンで指揮したように重要な作曲家であり大きな作品なので名誉だと語っている。

9月のベルリンのフェストシュピーレではダルラピッコラのオペラもコンサート形式で振る。一日空けて、同じフィルハーモニーでティテュス・エンゲルが同じ枠組みでドイッツェオパーのジャズバンドで楽日を振るので、どうしようかと考えている。

2月にもビエンナーレとして百周年のリゲティなどの曲が集中して演奏される。つまり2025年には可也面白いことになりそうだ。新曲初演でミュンヘンで「サウスポール」を初演した作曲家スルンカの新曲「スーパーオーガナイズムス」が演奏される。

驚いたのは、上海公演の話しが出なかったことで、その場にいたら質問しなければいけなかった。その反面、極東旅行が減ったのでデジタルコンサートホールによるプレゼンスは重要だとしていた。

定期会員は3%の減少と最小に収めていて、占有率も6%の88%の大ホールは満足な数字とした。

大晦日のジルフェスタ―コンツェルトには、カウフマンが登場。指揮者は違うがミュンヘンでお馴染みのテノールのフォークトは野外コンサートでベルリナーフィルハーモニカーにデビューする。



参照:
チャイコフスキーの音楽構造 2022-04-23 | マスメディア批評
西風に乗ってくる琥珀 2022-05-02 | 歴史・時事
コメント
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