Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

パロディーの様なもの

2023-11-19 | 文化一般
週明けに入浴した。散髪の前であった。前回の入浴は10月前半出たので一月振りの様である。間にもう一度浸かったかもしれないが記録にはない。

先日購入したブルゴーニュの一本はなぜか高価だった。2018年産が欲しかったので手を出したのだが、なぜかはよく分からない。数ユーロ高めの価格設定なのである。割に大きな醸造所なので、改良などもしていて、価格を上げる理由があったのかもしれない。ネットで調べると、細かな試みをしているのはあるようなのだが、これという価格の上昇の根拠は分からなかった。飲み頃に早く開けて試してもみるのもいいかもしれない。何事もお勉強である。

先週フランスで購入したサヴォアのチーズがまだある。パンとバターさえあれば有効期限まで楽しめる。パエリアはまだ余っていたので温めて楽しんだ。エビは400グラム購入したので、100グラムは冷凍庫に仕舞った。年末年始迄おいしく食せるか。バケットは、遅くなって暗くなって、パン屋に買いに行く時間がなかった。それでもスーパーのものでも二日間は問題なく楽しめたので良かった。次回はチェコフィルのマーラーを聴きに行く1月20日になるのだが、その数日後からはベルリンなのであまり要らないものは買えない。

前日よりも早く起きてタブレットを見ていた。姫路の公演が始まる14時前である。SNSでの反響はとても参考になる。アジアンツアーのAプログラムで、特に後半のブラームスはよくなっているのかどうかが気になるところだ。前半のモーツァルトとベルクは翌日の大阪のレーガーに比較すれば楽なもので、直ぐに頂点の演奏が可能となる。そもそもモーツァルトの交響曲を大編成でやるというのは一種のパロディーのようなものである。だから翌日のレーガーの「モーツァルトの主題による変奏曲」が丁度モーツァルトとベルクとブラームスを足して三で割ったものだと分かる。

興味深い感想からブラームスの三楽章をラップでやったらという発想に至った。それを頭に浮かべながら走っていたので、三分のことも思いついた。今回のツアープログラムの中でシチリアーノのレーガーの作品が扇の要になっていることもここになって漸く理解した。キリル・ペトレンコはカラヤンの公演プログラムも研究して、こうした結論に至ったのだろう。この二つのプログラムで初期バロックから20世紀の古典迄を網羅していて、ルネッサンスのパロディー様式迄を現在までの様式で照らし出すプログラミングになっている。更に詳しく見ていくと幾つもの興味深い認識が得られるだろう。そして再現芸術上興味深いのは、特にこれだけマンネリ化していて内容がないとされる「英雄の生涯」を素材にして楽団にとっても興味尽きない演奏活動をさせている事である。恐らく関西のこの連日の二つのプログラムが今回のツアーの前半の山となる。どのようなライヴを齎すのか。なにも大阪を名指ししたのは偶然ではない。

そもそもブラームス交響曲四番は今回のような大編成では初演されておらず、それは機会上の制限ではなくて、当時最も腕のあったマイニンゲンの楽団の編成で作曲家の指揮で演奏されたということである。最初にモーツァルトを大編成で演奏することによってブラームスの交響曲での大編成での演奏へのそれは説明になっている。



参照:
朝起きラディオ放送録音 2023-11-18 | マスメディア批評
Hero In Progress 2023-11-17 | 音
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