前々回のブログで、モノクロ写真の数々として、28枚あげましたが、スキャナーで取り込んだ画像やすでにDPE店でデジタル化したモノクロ画像が、続々出てきました。一部にはすでにブログやフォトチャンネルで取り上げた画像もありますが、それ以外にも、こんな画像があったのかと、改めて見直す画像も出てきました。そこで、第2弾として前回と同じ期間に撮影した(平成12年4月から14年7月までの八王子支店赴任期間中)モノクロ画像を紹介します。
なお、モノクロフィルムでの撮影は、あくまでもコンパクトカメラによるもので、メインの撮影は一眼レフ(キヤノンEOS 55とEOS7)でネガカラーフィルムまたはポジフィルムで行っています。
(1) 超高層ビルからの夜景
当時はほとんどの撮影がポジフィルムとネガフィルムで行っていました。池袋のサンシャインビル屋上からの撮影や、築地のセントルーカスタワーからの撮影など、撮影可能な所の高層ビルはほとんで行っています。でもモノクロフィルムで撮影したのは、浜松町の国際貿易センタービルと東京都庁の2か所のみでした。
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新宿にある東京都庁のツィンタワー付近
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50数階の展望台から見る夜景の美しさは、モノクロでも変わりません。
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貿易センタービルの展望台から見ると、東京タワーがまじかに見えます。近年このビルの近くに超高層ビルが立ち並んだために、かなり風景が変わったと聞きました。この日は、夕景の富士山をこのビルの展望台から撮るつもりでしたが、残念ながら、雲に覆われ、顔を出さずじまいでした。
(2) 勝山の流鏑馬
流鏑馬なるものはTV等で見たことはありますが、歴史の浅い北海道にはない行事です。初めて目にしたのは、勝山の流鏑馬の半年ほど前でした。11月の中旬、神宮で七五三の風景を撮影していた際に、偶然広場の一角で流鏑馬を見たのが初めてでした。あわててカメラのシャッターを切ったものの、神宮の森は薄暗く、ISO感度400のフィルムではいずれもブレブレの画像でした。それ以来リベンジを狙っていたところ新聞記事で勝山の流鏑馬を知りました。当日はISO感度800~1600のネガフィルム持参して、ネガ5本、モノクロ1本を撮影しました。ネガで撮影した5本分については、いまだデジタルデーター化しておりません。機会を見てご紹介いたします。
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馬を疾走させながら5-6mほど先にある的を射ます。
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的中すれば、判定係が祓い串を振る。的は数カ所設けられていて、疾駆する馬上から次々と射ます。
(3) 大井競馬場
実は平成12-14年の八王子支店勤務は、2度目の東京勤務になります。最初は昭和46年から58年の12年間、本店調査部(のちの総合研究所)に通っておりました。住宅が北浦和にあって、JR武蔵野線が出来て間もなくでした。武蔵野線で東の終点が、中山競馬場のある船橋法典駅、西の終点が東京競馬場のある府中駅でした。なんという便利なところに住宅(官舎)が…、土日のつど両競馬場に家内と通ったものでした。一時かなり競馬にのめり込みましたが、娘が出来てからは自然と競馬から遠ざかりました。二度目の東京勤務時は写真撮影に何度か通いました。
大井競馬場は地方競馬ですが、中央競馬に見られない特色を持っていて、それに魅せられて何度か通いました。地下通路のアーケードが、ピンクや青で星座の模様が投影されています。競馬を見に来たのに、まるでプラネタリュウムに入るような感じでした。またナイター競馬も大井競馬が最初と聞きました。馬に関するイベント盛んで、相馬の野馬追レースも、ここ大井競馬場で見たことがあります。
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ナイター競馬に大勢のファンが詰めかけました。ギャンブルから娯楽への転換期にあったのでしょうか。
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ゴール寸前の競り合いも見ものの一つ。
なお、次の二枚の画像は時代がさらにさかのぼって、昭和40年代後半のころのものです。昭和49年のオイルショックの前のバブルさなかの頃、給料がめちゃくちゃ上がった時期があって、その時に初めて一眼レフカメラ「OLYMPUS OM-1」と400㎜の望遠レンズを購入しました。このカメラとレンズを持って競馬場に通いました。ゴール付近から第4コーナーを回って団子状態になって駆けて来る馬たちをバチバチ撮ったものでした。
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右回りコースですから、中山競馬場ですね。どういうレースだかは、記録がありません。
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私自身は葦毛(白い)の馬が大好きで、ターフばかりでなくパドックでも相当撮りました。上方に映っているのは「ジョセツ」と言う葦毛の雌馬です。その下にあるラジオカセットで実況中継をよく録音しておりました。数十本あったテープも廃棄して今は残っておりません。
(4) 浅草界隈
浅草界隈については前回でも取り上げましたが、当時の画像をチェックしていたら、次々とモノクロ画像が出てきました。
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工事用フェンスのトタン塀に昔の浅草六区の風景写真が数枚張られ、その下に当時活躍した浅草育ちの芸人の写真があります。益田キートン、大宮でん助など今は亡き芸人がとても懐かしく思えます。その写真をじっと見入る通行人、買い物籠付自転車、いずれも下町風景がいい味を出しているのかな。
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大宮でん助の顔を見ただけで吹き出してしまう。
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今は全国各地で見られるようになった人力車。10数年前に浅草では人力車観光があったのですね。
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下町界隈の飲み屋さん。さすがあつい日中はお客もおらずのんびりムード。玄関にイヌがいて…下町らしい雰囲気かも。
(5) 湘南海岸
湘南海岸は撮影スポットとしてのみならず、人を惹きつける何かがありますね。横浜支店に勤務時(昭和62年~63年の2年間)は、鎌倉、茅ケ崎、藤沢が業務エリア内であったこともあってよく通ったことを覚えています。10数年後、八王子に勤務することとなって、数えきれないほど撮影に訪れました。
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学生時代以降小樽で育ったせいか、海が大好きで、浜辺に腰かけて海を見るととても心が落ち着きます。とりわけ素敵な被写体があれば、まったく文句なし。
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結構波が荒いが、こういう日にこそサーフボーダーの出番ですね。
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600㎜のミラーレンズを使用しているので、バックの車の反射がとてもきれい。
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と、そこへナイスバディーの素敵なカップルが来ました。
(6) 立川市
現役時代八王子に勤務していた2年3か月間は、住宅は立川市にありました。立川市はJR立川駅で中央線と南武線(川崎行き)、青梅線(青梅行き)が交わり、くわえて多摩モノレール線とも交差している、まさに交通の要所にあたります。隣接の昭島市との間に国営昭和記念公園があります。かつての米軍立川基地が返還された後に公園化したものです。また昭和30年代初めに、米軍立川基地の拡張に対して、市民、労組、学生を中心とした反対闘争が起こり、やがて安保闘争へとつながる「砂川事件」が起きたのもここ立川市でした。ともあれ立川での単身赴任の2年3か月間は、写真三昧で夢のよう時を過ごしました。
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日立橋付近の多摩川堰堤は桜の名所。多摩川に流れる疏水の両岸に咲き乱れる桜。転勤直後に、早くもシャッターチャンスが訪れました。赤外フィルムで撮ると、異空間のような感じがします。
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橋の上からカメラを構えていると、目ざとく見つけた子供たちが手を振ってくれました。
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JR立川駅ビルの商業施設「グランデュオ」のコンコースは、時折イベントも行われる。外人の子供と女子中学生の国際交流?の最中。母親が記念写真を撮りますと左手で合図していました(画面左端)。
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駅前通りを2Fの広場から撮影。小型三脚を使って、通行人をブラしてみました。
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夜の駅前通り。KONICA BIG MINIと言うコンパクトカメラで手持ち撮影。ブレとボケのオンパレードですが、なぜか気に入った一枚。
まだまだモノクロ画像の在庫はありますが、機会を見て取り上げます。
なお、モノクロフィルムでの撮影は、あくまでもコンパクトカメラによるもので、メインの撮影は一眼レフ(キヤノンEOS 55とEOS7)でネガカラーフィルムまたはポジフィルムで行っています。
(1) 超高層ビルからの夜景
当時はほとんどの撮影がポジフィルムとネガフィルムで行っていました。池袋のサンシャインビル屋上からの撮影や、築地のセントルーカスタワーからの撮影など、撮影可能な所の高層ビルはほとんで行っています。でもモノクロフィルムで撮影したのは、浜松町の国際貿易センタービルと東京都庁の2か所のみでした。
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新宿にある東京都庁のツィンタワー付近
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50数階の展望台から見る夜景の美しさは、モノクロでも変わりません。
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貿易センタービルの展望台から見ると、東京タワーがまじかに見えます。近年このビルの近くに超高層ビルが立ち並んだために、かなり風景が変わったと聞きました。この日は、夕景の富士山をこのビルの展望台から撮るつもりでしたが、残念ながら、雲に覆われ、顔を出さずじまいでした。
(2) 勝山の流鏑馬
流鏑馬なるものはTV等で見たことはありますが、歴史の浅い北海道にはない行事です。初めて目にしたのは、勝山の流鏑馬の半年ほど前でした。11月の中旬、神宮で七五三の風景を撮影していた際に、偶然広場の一角で流鏑馬を見たのが初めてでした。あわててカメラのシャッターを切ったものの、神宮の森は薄暗く、ISO感度400のフィルムではいずれもブレブレの画像でした。それ以来リベンジを狙っていたところ新聞記事で勝山の流鏑馬を知りました。当日はISO感度800~1600のネガフィルム持参して、ネガ5本、モノクロ1本を撮影しました。ネガで撮影した5本分については、いまだデジタルデーター化しておりません。機会を見てご紹介いたします。
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馬を疾走させながら5-6mほど先にある的を射ます。
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的中すれば、判定係が祓い串を振る。的は数カ所設けられていて、疾駆する馬上から次々と射ます。
(3) 大井競馬場
実は平成12-14年の八王子支店勤務は、2度目の東京勤務になります。最初は昭和46年から58年の12年間、本店調査部(のちの総合研究所)に通っておりました。住宅が北浦和にあって、JR武蔵野線が出来て間もなくでした。武蔵野線で東の終点が、中山競馬場のある船橋法典駅、西の終点が東京競馬場のある府中駅でした。なんという便利なところに住宅(官舎)が…、土日のつど両競馬場に家内と通ったものでした。一時かなり競馬にのめり込みましたが、娘が出来てからは自然と競馬から遠ざかりました。二度目の東京勤務時は写真撮影に何度か通いました。
大井競馬場は地方競馬ですが、中央競馬に見られない特色を持っていて、それに魅せられて何度か通いました。地下通路のアーケードが、ピンクや青で星座の模様が投影されています。競馬を見に来たのに、まるでプラネタリュウムに入るような感じでした。またナイター競馬も大井競馬が最初と聞きました。馬に関するイベント盛んで、相馬の野馬追レースも、ここ大井競馬場で見たことがあります。
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ナイター競馬に大勢のファンが詰めかけました。ギャンブルから娯楽への転換期にあったのでしょうか。
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ゴール寸前の競り合いも見ものの一つ。
なお、次の二枚の画像は時代がさらにさかのぼって、昭和40年代後半のころのものです。昭和49年のオイルショックの前のバブルさなかの頃、給料がめちゃくちゃ上がった時期があって、その時に初めて一眼レフカメラ「OLYMPUS OM-1」と400㎜の望遠レンズを購入しました。このカメラとレンズを持って競馬場に通いました。ゴール付近から第4コーナーを回って団子状態になって駆けて来る馬たちをバチバチ撮ったものでした。
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右回りコースですから、中山競馬場ですね。どういうレースだかは、記録がありません。
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(4) 浅草界隈
浅草界隈については前回でも取り上げましたが、当時の画像をチェックしていたら、次々とモノクロ画像が出てきました。
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工事用フェンスのトタン塀に昔の浅草六区の風景写真が数枚張られ、その下に当時活躍した浅草育ちの芸人の写真があります。益田キートン、大宮でん助など今は亡き芸人がとても懐かしく思えます。その写真をじっと見入る通行人、買い物籠付自転車、いずれも下町風景がいい味を出しているのかな。
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大宮でん助の顔を見ただけで吹き出してしまう。
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下町界隈の飲み屋さん。さすがあつい日中はお客もおらずのんびりムード。玄関にイヌがいて…下町らしい雰囲気かも。
(5) 湘南海岸
湘南海岸は撮影スポットとしてのみならず、人を惹きつける何かがありますね。横浜支店に勤務時(昭和62年~63年の2年間)は、鎌倉、茅ケ崎、藤沢が業務エリア内であったこともあってよく通ったことを覚えています。10数年後、八王子に勤務することとなって、数えきれないほど撮影に訪れました。
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現役時代八王子に勤務していた2年3か月間は、住宅は立川市にありました。立川市はJR立川駅で中央線と南武線(川崎行き)、青梅線(青梅行き)が交わり、くわえて多摩モノレール線とも交差している、まさに交通の要所にあたります。隣接の昭島市との間に国営昭和記念公園があります。かつての米軍立川基地が返還された後に公園化したものです。また昭和30年代初めに、米軍立川基地の拡張に対して、市民、労組、学生を中心とした反対闘争が起こり、やがて安保闘争へとつながる「砂川事件」が起きたのもここ立川市でした。ともあれ立川での単身赴任の2年3か月間は、写真三昧で夢のよう時を過ごしました。
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日立橋付近の多摩川堰堤は桜の名所。多摩川に流れる疏水の両岸に咲き乱れる桜。転勤直後に、早くもシャッターチャンスが訪れました。赤外フィルムで撮ると、異空間のような感じがします。
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橋の上からカメラを構えていると、目ざとく見つけた子供たちが手を振ってくれました。
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JR立川駅ビルの商業施設「グランデュオ」のコンコースは、時折イベントも行われる。外人の子供と女子中学生の国際交流?の最中。母親が記念写真を撮りますと左手で合図していました(画面左端)。
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駅前通りを2Fの広場から撮影。小型三脚を使って、通行人をブラしてみました。
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夜の駅前通り。KONICA BIG MINIと言うコンパクトカメラで手持ち撮影。ブレとボケのオンパレードですが、なぜか気に入った一枚。
まだまだモノクロ画像の在庫はありますが、機会を見て取り上げます。