<メルヘン交差点 猛烈な吹雪に見舞われWhite Out状態 撮影は昨年の1月25日ですが、今年は…>
当初の長期天気予報では、今年の冬は、暖冬で小雪という予報が出ていたように記憶していますが…。確かに年末近くになっても雪が降らず、降っても暖気で溶けて、近年にない楽な冬になりそうだと思っていました。暖冬に加え、原油の値下がりで、暖房費がかなり節約できると思っておりました。
1月7日の住吉神社のどんど焼きの日、数日間の暖気・小雨で国道には雪がないし、道路縁に雪の壁もありません。例年ですと、歩道と車道の間に1.5~2mほどの高い雪の壁が出来ています。
暖かい日が続いたせいか、神社斜め向かいの阿久津病院の壁の植え込みに花が咲いていました。バラ?まさか冬に咲くとは思えないし…
現に正月が明けても、小雨の降る日があって、こういう現象は記憶にないことでした。このまま冬シーズンが終われば…我が家にとってはよいことづくめ。雪かきはせずに済むし、屋根の雪庇(注)降ろしもせずに済むし、暖房費が前年比30-40%節約できるし…
(注)屋根は雪おろし不要の平屋根(V字型の無落雪屋根)、屋内の熱で屋根に積もった雪が解け、中央のドレインを通して下水道に流れるシステム。現在はほとんどの家屋がこの方式です。ただ我が家の場合、道路に面して北向きなので、どうしても雪庇が出来ます。観光客が通る道路なので、コーンポールで「落雪注意」を呼びかけていますが、漢字の読める国の方ばかりではありません。なので雪庇が大きくなる前に業者に雪下ろしを依頼します。1回あたり5000円ほど、年数回依頼します。
さてさて、そうは問屋が卸さないのが自然現象。1月も中旬に入ると、俄然冬が本気を出して大雪を降らせてきました。う~ん、冬のやつ、帳尻合わせにきやがったか。1月24-25日には、今季一番の寒気が襲来、東北関東以西が猛烈な雪に見舞われました。奄美大島では観測史上115年ぶりに、沖縄では史上初めて雪が観測されたといいます。各地も同様でテレビ等のニュースでは、盛んに観測史上云々と報道されています。
我が家の前の道路も、今まで2車線楽々走れたのが、いまは交互通行になってしまいました。
画像は三本木急坂からメルヘン交差点方向を見ています。交通標識も雪の壁で見えません。歩道と道路の間には幅1~2m、高さ2mほどの雪の壁が出来ました。歩道も民家の途切れた部分(駐車場や倉庫など)では雪掻きされておらず、通る人も車道を歩かざるを得ません。画像は三本木坂上からメルヘン交差点方面を見ています。
坂の下から(メルヘン広場)から坂の上方向(坂の頂上から50mほど右にJR南小樽駅がある)を見ると…老人が車と雪の壁を避けながら上がって行く。
さて、イヌの散歩道に沿って近くを歩いてみます。
元印刷屋さんでしたが今は車庫としてしか使われていません。大きく雪がせり出して、落下は時間の問題。
マンションの駐車場に止められた車。敷地にはヒーティングが入っているので積もってはいません。
天気が良くて、風の強い日にはこんな現象が見られます。屋根(屋上)に積もった湿気の少ない雪が、雪煙となって舞い上がります。
こちらの3Fの民家の屋根でも雪煙が舞い上がってますが…注意してみると、雪煙に屋根に上る手すりの影が映っています。南から北に向けて吹く風が雪煙を舞いあがらせ、その雪煙に手すりの影が映ったのです。
雪掻き七つ道具。ジョンバ(グリーン、紫、青の道具)にスコップ、そしてスノーダンプ(手前の赤)です。
JR南駅に咲いた雪桜。エゾ山桜が雪を羽織って、見えを切っているようにも見える。
<5月中旬ころには、下のようにエゾ山桜が満開になります>
寒暖を繰り返すと、ツララがどんどん大きくなります。
久しぶりの冬晴れの日には遠く石狩湾を挟んで、暑寒別岳が望めます。
さて最後にメルヘン交差点広場を見てみましょう。
大雪の降った翌日は交差点内を何台も、何台も雪を積んだ大型トラックが海側(右手)へ走って行きます。100m程先の勝納川河口が雪捨て場になっています。
カラフルな傘の行列です。アジア系の外国人です。最近はタイからの観光客が急増しています。
ルタオの塔の前では「こんなポーズでいいかしら」と記念写真を撮っています。
雪の日だってソフトクリームは美味しいよ。それにしても目立つサングラス。
雪が積もったことから外に出ても、一時ほどの寒さは無くなりました。内地の方は不思議に思われるでしょうが、雪が少なく地面が出ていると、放射冷却で地熱が奪われ逆に寒くなります。まぁ、寒冷前線が降りてきた場合は別ですが…いずれにしても、冬眠の季節到来、床暖の上でネコと一緒に転がっているのが一番かも…極楽、極楽!