今年は正月に入って、割と穏やかな天気が続いています。まるで昨年暮れの大荒れが嘘のように…このまま雪解けまで穏やかな日が続いてほしいものですが、そうは問屋が卸さないのが、気まぐれお天気。テレビの天気予報では、今週後半(1月11~14日)から大荒れの天気になるとか道内各地、雪だるまマークがびっしり。しかし11日(水曜)は、時折晴れ間も見えて、予報はいい方に外れました。
さて、正月明け最初の行事はどんど焼きです。松が取れた7-8日に小樽市内の主だった神社で行われました。市民が、持ち寄ったしめ飾りなどを燃やし、炎に向かって無病息災・家内安全を祈るどんど焼きは、日本古来の行事で、全国的に行われています。地域によっては「左義長」とも呼ばれ、旧暦の小正月(1月15日)の最大の火祭りとなっています。小正月という旧暦の行事のない北海道では、正月明けの7日、8日に行われるのが通例です。
家族連れでどんど焼きを楽しむ光景は、微笑ましいですね。
<一口メモ>
どんど焼きは、全国的に行われている正月の行事ですが、地域によって呼び方も内容も多少変わっています。東海・京都・近畿を中心に「左義長(さぎちょう)」と言われますが、これがルーツとも言われています。
平安時代、正月の15日に、宮中で青竹を束ねて立て、毬杖(ぎっちょう)三本を結び、その上に扇子や短冊などを置いて陰陽師が謳い囃しながらこれらを焼いた行事が元となっています。後にこの行事が庶民の間に広まって今のどんど焼きとなったとも言われています。
こちらの家族は、進学祈願かな?
こちらの娘さん2人は、まゆだまを持っております。珍しいですね、このどんど焼きに1時間ほどおりましたが、まゆだまのお焚き上げは、僅か二組だけでした。むかしはどこの家庭でも、まゆだまを飾っていまいたが、今は滅多に見られなくなりました。
なお、門松は内地ではどこの家庭でも門前に飾っておられますが、北海道ではその風習はほとんど見られません。雪国という理由もあろうかと思いますが…昭和30年ころまでは松の枝を切って玄関の両柱に飾り付けた記憶が残っています。その後門松は印刷した紙になり、やがてその紙さえ貼らなくなってしまいました。今でも、官庁、一般企業でも門松ではなく、しめ飾りを付けているようです。
無病息災、家内安全を祈って、今年も良い年でありますように…
ちなみに小樽三大神社である竜宮神社、水天宮でも同様にどんど焼きが7-8日に行われています。水天宮はその立地からして、高台にあって駐車場がありません。したがって、どんど焼きに来られる一般の方も少なく、僅かに近郊の保育園児が来るのみです。
水天宮のどんど焼き 平成22年1月7日撮影 中央保育園の園児たち、中央青のウェアーが我が家の3番目の孫娘。12月31日で13歳(菁園中学1年生)になりました。
竜宮神社のどんど焼き 平成26年1月7日撮影
どんど焼きの横にまゆだまが飾られていました。かつてはどこの家庭にでも飾られていた風景です。
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