紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

小樽美味いもの、あれこれ

2010-02-10 07:00:00 | グルメ
小樽はかつて、商業都市、港町として発展した経緯から、おいしい食べ物や伝統的な食べ物が数多くあります。今回は、私の独断と偏見で、旅行雑誌やガイドブックに載っていないようなお店を紹介します。ただし、家内から「あんたは味覚音痴だ」と言われていますので、必ずしも味に責任は持てませんので、念のため。

小樽と言うと先ずは何をおいても、新鮮な魚介類を使った寿司が挙げられます。政寿司、町の、日本橋などと言った全国的にも有名になった寿司屋が、花園町の一角に、いわゆる寿司屋通りに集中しております。

しかし今回紹介したいのは、小樽築港ウイングベイにある「魚一心」と言う回転寿司です。回転寿司と侮るなかれ、ネタは新鮮、その場で握る、安くて美味しいが評判となり、土日祝日の昼の時間帯には長蛇の列が出来、1時間待ちもあります。


(マグロの解体ショー、その場で握って試食させてくれた 奥がカウンター席)

なお、私自身は寿司は好物ではありませんので、鮭トロ、エンガワ、ウナギの3種類で十分、10皿も食べ切れません。家族で行っても一人2000円を超えることはありません。

さて、我が家の近くには、ガイドブックに載っている「初代」、「蔵屋」といったラーメン店があります。人それぞれの好みですので、私のお勧めは、小樽駅前通りハッピーと言うパチンコ店の向かいの「渡海屋」がお勧めです。種類は4種類ほどしかありませんが、ミソラーメンがいいんです。角切りのチャーシュウがゴロゴロ入っております。時には葱、イモ、人参等の野菜をただで持ち帰り出来ます。


(車は向かいのパチンコ屋の駐車場を利用 会計時に駐車券にスタンプを押してくれる)

ラーメン店と来れば次は蕎麦屋の出番です。蕎麦屋といえば「藪半」です。石倉作りのどっしりした建物は、元の倉庫を改造したものです。ここのオヤジ(失礼、私より若いんです)は、従業員に対する躾がとても厳しく、顧客サービスに徹しています。また地元経営者達のリーダーを勤め、地域起こしに取り組んでいます。その熱意には頭が下がります。小樽では数少ない行列の出来るお店です。


(店内の雰囲気も味もバッチリ 店内奥の方が蔵を改造した作りになっている)

現在は寂れてしまいましたが、小樽はかつては日本有数の貿易港でもありました。そのため他の地域に比べモダンなものが多かったようです。その一つに、歴史のある喫茶店が数多く今も残っております。画像の喫茶店は都通商店街にあるエトワールと言う店です。この店の隣が「あまとう」、向かいに「光」があり、いずれも明治・大正創業と言うことです。


(大学時代ここで部活の会議を ひょっとしたら、昔小林多喜二や伊藤整もここで…)

同じ都通に面白い店があります。西川のぱんじゅう店です。う~ん、どう説明したらいいのか…パンと饅頭のあいのこ、中に餡が詰まっていて薄い皮で焼いたもの、たこ焼きぐらいの大きさ、残念ながらぱんじゅうの画像がありません。最近は桑田屋と言うライバル店が出現しました。この桑田屋は運河ターミナル(中央バス)にあり、餡の他にクリーム、チョコレートなどが入ったものもある。


(元祖ぱんじゅう屋 ガイドブックにも載っているようです)

近年小樽を代表するブランドに成長した「小樽ワイン」があります。小樽ワインはブランド名の一つで、製造元は、小樽に本社を置く北海道ワインです。ここの社長嶋村氏は、苦労人でかつて紳士服のメーカーを立ち上げましたが失敗し、故郷の山梨から葡萄を取り寄せワイン作りを始めました。

操業当初は金融機関の支援もままならず、大変苦労をしたとのことです。やがて、混ぜ物なし、葡萄100%のワイン作りが認められ、コンクールで相次ぎ金賞を獲得しました。生産・販売とも急成長し、池田ワイン、函館ワインを抜き、現在では、北海道でトップのワインメーカーとなりました。


(H21小樽ワインを撮ろうフォトコンテスト 審査員特別賞「小樽運河でワインを」)

上の画像は合成ではありません。また現地で撮ったものでもありません。自宅で運河の写真をバックに撮影しました。雰囲気が出ていると自分でも思っております。ワインの次は酒、日本酒です。小樽には清酒メーカーが4社あります。下戸の私には味が分かりませんので、北海道新聞地元版に頻繁に顔を出す田中酒造を取り上げてみました。この会社は、北運河の近くにあり、赤い暖簾が絵になるということ、色んな企画ものを出しているという理由だけです。


(ここの前で人力車が必ず止まり、記念撮影しています 味噌粕ラーメン?どんな味が…)

最後の画像は、いわばおまけです。運河そばの「海猫屋」を取り上げてみました。かつて、ここは前衛舞踏が演じられていた、いわゆるアングラ劇場だったのです。前衛舞踏が衰退したのを機に、洋食店に改装されました。スパゲティが美味しいといわれていますが、入ったことはありません。


(ここも人力車観光ルートの一つ)

この海猫屋は、村松友視の小説「海猫屋の客たち」で一躍有名になりました。さて、まだまだ隠れた有名店がありますが、機会があれば紹介いたします。
☆土門の豆腐店 スナックママのお勧め豆腐店
☆雷除けしん古の団子 最近は札幌店が有名に
☆中野製菓のかりんとう
☆飴屋六兵衛の飴玉 大正6年創業 などなど
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8 コメント

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Unknown (KUMA-955)
2010-02-10 21:29:42
紅露さん、こんばんは^^
藪半、僕も大好きです^^
ホントにおいしいですよね~。

雷除けしん古の団子も、大好きです。

今度写真撮影がてら、久しぶりに行ってみようかと思います。
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こんばんは。 (フリ)
2010-02-10 23:19:54
こんばんは。魚一心は実家に近く、いつかは入ろうと思っているのですが、いつもそばを通り過ぎてしまいます。今度こそ入ってみようかと思います。渡海屋・エトワールは存在を知りませんでした。藪半は昔一回行ったことがあったような記憶があります。
私は甘党なので、西川のぱんじゅうは好物です。
今回や5月に帰省した時、どこに行こうか悩んでしまいます。。。
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小樽は狭いね (ばぁや)
2010-02-10 23:33:16
渡海家の醤油ラーメン 春休みの映画の帰り 孫と入った魚一心で 最高のカニを食べたいと… ばぁやは見栄を張り駄目とも言えず 『味わって食べてね』でした 今日 東急から魚一心のバッテラを買って来ました。6日に退院した梅爺にされ 美味しかったよ
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蕎麦は、実は… (紅露)
2010-02-11 20:34:24
KUMA-955さん。有難うございます。
レスが遅くなりましたが道東に撮影旅行に行っていました。先ほど戻りました。
実は蕎麦は、30代までは全く食べられませんでした。年とともにやっと食べられるようになりましたが、好物の範囲外で…
でも冷たい蕎麦は好きです。藪半もいいのですが、南樽駅下の「いろは」の掻揚げ蕎麦が大好きなのです。1200円とチト高いのが難点ですけれどもね。
雷除けしん古は、以前とても美味しかったのですが、代替わりしてからは、余りお勧めは…代替わりの事情がとても複雑なんです。
札幌にも親族の経営する「雷除けしん古」があります。こちらがとても繁盛しております。
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渡海屋は… (紅露)
2010-02-11 20:44:21
フリさん、コメント有難うございます。
渡海屋は比較的新しい店なので、余り知られていないと思います。
魚一心は、花園町にも店舗があり、安くてボリュームがあるので、東京から来た人はビックリします。やはりお勧めは、ウイングベイ築港側の回転寿司「魚一心」ですね。経営者が、漁師・鮮魚店なので、ネタが新鮮なんです。
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梅ジイ、退院良かった、良かった (紅露)
2010-02-11 20:54:47
いずこも同じ、孫に振り回されているようで…
魚一心は、魚が好物とはいえない私でも(山奥育ちなので山菜の方が…)、食べに行きたいと思うこともありますよ。
梅ジイ無事退院おめでとうございます。これで一安心ですね。
9-11日、阿寒、弟子屈、釧路に撮影旅行に写友5人で行ってきました。走りづめで疲れました。いいカットがたくさん撮れましたので、ブログに載せます。
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 (MahalohA)
2010-02-17 16:48:50
こんにちわ~
おいしそうですね!!5年位前に行ったのですが、未だに小樽で食べたいくらの醤油漬けの味を思い出しますよ。
次行く機会があればご案内お願いできますでしょうか~
鮨嫌いとは、人生半分損してませんか?
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寿司よりも… (紅露)
2010-02-17 18:11:40
山奥育ちのせいか、何よりも山菜が大好きなんですよ。ウド、セリ、行者ニンニクなど匂いのきついのが大好き。
イクラの醤油漬けは、地元ではみんな自宅で作ります。生イクラをほごして醤油+みりん少々に一晩つければOKです。
生イクラは、冷凍すれば何年でも持ちます。シーズンオフに自然解凍して作ることも出来ますよ。

いつでも、ウエルカムです。
数日前、余市でフリさんがウニ丼、美味い、美味いと言って食べてましたよ。フリさん、きーとんさん、汽車ぽぽさんの四人でミニオフ会やりました。
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