<高幡不動尊境内の土方歳蔵碑の前で、アイスを食べる新撰組隊士達>
平成12年3月から14年7月までの2年3か月間、八王子支店に勤務した頃の画像を取り上げてきましたが、当時は未だフィルムとデジタルの混合時代。徐々にデジタルカメラのシェアが高まりつつありましたが、私自身はこの時期すべてフィルム撮影でした。
さて、前回までに、お台場、八王子、立川と3か所を取り上げましたが、今回は日野市を取り上げます。日野市は甲州街道の日野宿として栄え、新撰組副長土方歳蔵の出身地でもあります。また大企業も多く、日野自動車の企業城下町でもあります。八王子から京王電鉄が都内新宿に伸びていて、途中の日野市には高幡不動駅があります。ここの高幡不動尊は都内随一のアジサイ寺でもあります。
新撰組というと、幕末期の暴れん坊集団というイメージが強く、嫌われ者ですが、ここ日野と蝦夷地箱館では英雄視扱いされています。函館市の立待岬には、碧血碑(へきけつひ)という碑がたっていて、土方歳蔵や中島三郎助など旧幕府軍約800人の戦死者を弔っています。義に殉じて死んだものの血は、3年経てば碧くなると言う故事にならってます。
土方歳蔵の菩提寺・高幡不動尊境内で行なわれた新撰組祭りには、蝦夷新選組も参加し、記念写真が撮られる。青に白の羽織が日野新撰組で、黒の制服が蝦夷新選組です。
双方の隊士が、周囲のカメラマンの要請に応じてポーズを取る。あれ、左の蝦夷新選組隊士の銃の構え方が変だよ。
カメラマンの要請に応じてくれた蝦夷新選組隊士、銃と携帯電話のアンバランスが良いね。
これから市内のパレードに赴く新撰組隊士。
従来は10月の日野産業祭に行なわれていた新撰組祭りが、今では土方歳蔵の命日に合せ5月の第二土曜・日曜に行なわれています。函館から駆けつけた「蝦夷新選組」の記念撮影。
高幡不動尊は境内の小高い山一面にアジサイが花開きます。山アジサイのシーズンには多くのカメラマンが押し寄せ、不動尊主催の「アジサイフォトコンテスト」が毎年行なわれています。
アジサイ祭りにかかわらず、普段の日でも参拝客が多いです。
H12.6月実施の「高幡不動アジサイ祭りフォトコンテスト」で、入選した「白いアジサイ」 ポジフィルムで撮影していますが、日陰のため青みが強く出ました。
ここは普段の平日でも、参拝客が多く、縁日の屋台が出ています。
屋台の売り物に目を見はる双子らしき子供達。
ミニサイズの日傘を買ってもらい満足そうな双子ちゃん。
同じ傘でも…家族での参詣客らしいのですが、親に叱られたのか何か不満げな子供でした。H19年日本海写真大賞ファミリーの部佳作になりました。題名「ミニーちゃんが見ているよ」
境内が広く、子供達の格好の遊び場。
不動尊前の商店街は、七夕祭りの飾りで賑やか。
11月下旬に行なわれる「萬灯会(まんとうえ)」 多くの信者に加え、見物客が集まる。
夜空に金色に輝く五重塔
僧侶達が念仏を唱え、行列で五重塔へ向かう様は見事と言うほかない。H14年高幡不動尊アジサイ祭りフォトコンテスト・佳作「萬灯会の儀式」
高幡不動尊は境内にアジサイ他色んな草木が多く、境内も広く閑静な場所が多い。時としてモデル撮影会に出会うこともあります。偶然モデル撮影会に遭遇、撮影させていただきました。
笑顔の素敵なモデルさんでした。
11月に行なわれる日野産業祭 この日はかなり強い風模様で、枯れ葉が舞い散る中で、地元中学校の吹奏楽の演奏会が行なわれました。楽譜が風に飛ばされて、とても演奏しにくく、見ていて気の毒なほど。
楽譜に枯れ葉が挟まって、まさに「落ち葉のコンチェルト」でした。
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