紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

札幌パークホテルで行われた表彰式に

2012-12-03 05:38:15 | フォトコン関係
11月25日(日曜)札幌パークホテルで、同ホテル主催の「秋の中島公園フォトコンテスト」の表彰式があり出席してきました。紅葉の時期、毎年公園に隣接するパークホテルが主催してフォトコンテストが行われます。10数年の歴史があるようなのですが、私が知ったのは去年のことで、去年に続き2年連続応募、去年は入選でしたが今年は審査員賞ということです。賞品は入選が同ホテルの食事券でした。果たして今年は…

札幌に出たついでに、初冬の中島公園の撮影、ススキノから札幌駅前まで続く地下歩行空間の撮影も行うつもりで出かけました。11時からの表彰式前に、入選作品の展示をまず見ます。推薦1点、特選1点、次いで小生の審査員賞1点が、そして入選14点の計17点がロビーとレストランの仕切り板に展示されています。


(右のパネル上段右から反時計回りに、審査員岸本先生の作品、推薦安孫子さんの作品、特選北郷さんの作品)


(入賞・入選者16名が出席しました 1名欠席)


(表彰状授与の前に講評する岸本先生)

表彰式にあたって、ホテル支配人の挨拶に続いて、審査員の岸本日出男先生(APA日本広告写真家協会会員)から講評がありました。なお先生が概要をペーパーにまとめてくれましたので、その一部をご紹介します。

『総評 中島公園という限られたエリアの中で「これは絵になる」という風景を探し出し、個性的な写真に仕上げるのは思いのほか難しかったのではないでしょうか。にもかかわらず、今回は昨年を上回る200点ほどの作品が寄せられました。特に光線状態を考えて撮っている作品が多く見られ、写真の質の向上を意識していることに感心させられました。
美しいと感じた瞬間に出会え、シャッターを押す、そうして作り出した写真を通じて見てくれた人と感動を分かち合うことが出来るのは、プロ、アマ問わず写し手の醍醐味だと思います。
外は早くも冬の気配。自然がつむぎだす鮮やかな秋の彩は消えてしまいましたが、皆さんの作品を前にする方々に、中島公園の素晴らしい秋を体験してもらえるのは素敵なことです。
                                APA日本写真家協会 会員 岸本日出男 』

このあと1点ごとに講評されました。





私の作品「深まりゆく秋」(審査員賞)については下記のとおりです。


(講評 風景の中に人物を入れることでドラマチックなものに仕上がるといういい例です。見る者の想像力を刺激し、印象がぐんと深まります)


(最後に入選者全員で記念撮影 前列左がホテル支配人、中央が岸本先生、右が小生 どういうわけか、先生が横に来なさいというので…)

なお、賞品は宿泊券や食事券ではなく、VANGUARD製のカメラバッグでした。さて表彰式も終わり、ロビーの写真パネルの前で入選者の方々としばし写真談義で時間を過ごし、その後中島公園の菖蒲池を1周してみました。この時期さすが紅葉はほとんどありませんが、それなりに初冬の風景を数枚パシャリ。


(公園のど真ん中にある勝負池は8割方結氷 ところどころに紅葉が…)


(CASIO EXILIMでHDRアートで撮ると、変わった感じに撮れます)


(池の真ん中に奇妙な筋が… 多分、氷がシャーベット状のときにカモが歩いた跡ではないかな?)


(カラスの行水ならぬ水浴び 3羽が同時にブルブルッ…)

中島公園を出て南10条からススキノまで歩きます。地上は寒いので、ススキノから地下街に降りてオーロラタウンを大通方面に進みます。大通りからは平成23年に完成した地下歩行空間(大通公園と札幌駅前を結ぶ)になります。この歩行空間ではいつも何かのイベントが行われていて、今回は「第8回さっぽろアートステージ2012」というイベント開催中でした。美術、工芸、音楽、芸能等様々な部門別に、ここ地下街で発表、展示がされている最中でした。


(彫刻というには少し雑すぎるし…アートなんでしょうね パンフレットによれば立体造形とのこと)


(ニワトリと同じグループのアート 下半身赤いキツネが笑わせる CASIOのコンデジは赤がえんじ色にくすんで再現されるので…、今一つ下半身の赤の鮮やかさにかけました)


(金色に輝く仏舎利? よく見るとプラスチックの台所用品でした)


(こちらは大作ですが、パネルを設置してから描いたようで、絵の具のしずく垂れ流し これがアートなのかな?)


(こちらは液晶パネルの作品 不恰好に描かれた魚がひょい、ひょいと動き回り、子供が捉まえようとしています)


(こちらの壁面には小学生の絵が張られていて、絵画コンクール作品のようです)

しばらく進んで地下鉄南北線の札幌駅近くに来ると、人だかりがしていて、大きな歌声が聞こえてきました。アートステージ2012の音楽部門の発表会「CROSS ROADS LIVE!」が行われているようです。


(パンフレットによれば、11月下旬の土日4日間で30組の予選演奏が行われ、そのうちの何組かが12月9日の本戦に進むという)


(札幌で活動する「車椅子の歌うたいKAZ」(アーチスト紹介頁から)が熱唱中 高音域に張りのある声が心に響きました 不自由な手でリズムを撮り歌う声に、大きな拍手が何度も何度も湧き上がりました 本戦に出られることを願っていますよ)


(女性カメラマンがいいアングルを探して動き回る)


(次の出場者を紹介するFMノースウエーブのアナウンサー)


(これも立体造形 このジャーンは結構人気があって、次から次と記念写真を撮っていく おもしろい格好をする若い女性たちでした)
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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
札幌地下歩行空間は… (紅露)
2012-12-08 23:31:39
さっぽろに出ると必ず通ります。ところどころに天窓があって、自然光が地下空間に差し込んできます。そこを写真にとると、地下街の中に突然異空間ができたように思えてしまうからなんです。
とても絵になる空間です。何とか傑作を狙ってはいるのですが、思ったような写真は今のところ撮れていません。
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こんばんわ! (deiko)
2012-12-08 22:56:27
コメントへの返信をありがとうございます。(^^ゞ
駅から大通りまでの地下通路は、5月の連休ころ初めて歩きました。
楽しかったです。
その時は 大きな石のオブジェが展示されていました。

MLというスタイルは もう人気がないのかもしれません。
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お久しぶりです… (紅露)
2012-12-08 00:31:52
Freemlのほうは、コンテストがなくなってから滅多に覗いておりません。また写真のアップも遠ざかり…なのでReikoさんのサイトへも訪れていません。
お元気そうで何よりです。中標津に夢の森公園というところがあるのですか、知りませんでした。
展示されている写真は、4-5年前に、根室管内主催のフォトコンテスト「豊かな水と大地のフォトコンテスト」で入選した作品です。雪原に一本の木が立っていて、とても印象的でしたので撮った記憶があります。
私が釧路支店に勤務中の頃(H6-9年)撮影したものです。うれしいですね、数年経て知人に見て頂けるなんて、感謝、感謝です。
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夢の森公園で (deiko)
2012-12-07 22:40:41
青い色がすてきですね!

すみません。どこにコメントするか迷ったのですが…
中標津の「夢の森公園」という施設で回廊のような空間があって
kouroさんの写真を見つけました。(^^ゞ

たぶん最近の写真ではないと思うのですが 
静かな雪の風景に、樹が1本たっている写真でした。

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ワインの風さん… (紅露)
2012-12-05 16:28:14
いつもコメント有難うございます。札幌中島公園のフォトコンテストは晩秋の頃毎年行われています。都心に綺麗な公園があって、イチョウやもみじなどが秋にはとても綺麗です。近郊の街にすみながら今まで気がつきませんでした。来年も応募を予定しております。
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入賞おめでとう御座います。 (わいんの風)
2012-12-05 15:36:34
素敵な作品を見せて頂き 奥の深さを知りました。
色々の新作を見せて頂き勉強になります感謝です。
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Freemlには… (紅露)
2012-12-04 13:07:33
写真の交流サイトです。プロ並みの写真をアップしている方が何人もおられます。私もマクロ写真についてはそのサイトでバラさんやUn Terrienさんという方にマクロについてずいぶん教わりました。
とにかく登録したら、いろいろ写真をアップしてみてください。色んなコメントを送ってくる方もおられます。そういう人方とお友達登録して、教えを請うののも上達方法の一つです。そのサイトには私も(kouro)、このブログデモコメントくれているyotutiさんも登録していますよ。
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色彩 (ももりん)
2012-12-04 10:26:18
詳しい色についての説明、
ありがとうございます。
私は、キャノン以外あまり使った事がありません。
会社によって色が違うのですね。

「Freemlに登録」
した事が無いので、検索してみます。
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過日の… (紅露)
2012-12-04 09:27:35
小樽カレンダーフォトコンに記事拝見いたしました。佐藤さんは途中退席されたようですが、人とのつながりができてよかったのではないでしょうか。
小樽も白一色、クリスマス一色で、シャッターチャンスも増えそう、いい写真期待しています。
私のブログのリツィート、いつも気にかけてくれてありがとうございます。おかげさまで閲覧数のアップにつながっております。感謝、感謝、
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審査員賞受賞… (yotuti)
2012-12-04 01:36:18
おめでとうございます。
素晴らしいフォトで晴れての受賞、心より御祝申し上げます。
今年も数え切れない位、フォトコン入選されていることと思います…。益々入選されます様ご祈念いたします。
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写真のきっかけは… (紅露)
2012-12-03 19:54:20
定年退職後のボケ防止に、はじめたことです…もっとも中学生のころから親父のカメラを持って、クラスのマドンナを追いかけまわしていた、こともあります。
単身赴任を解消した平成9年ころ、自宅近くの北海道新聞の文化講座で3年ほど指導を受けました。平成12年に八王子に転勤するころから全国公募に応募して入選するようになりました。
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有難うございます… (紅露)
2012-12-03 19:49:21
人間の見た色と、カメラが表現した色には幾分ずれのあることはご存知でしょうか?人間が見た色の中でも記憶色はやや鮮やかになります。
カメラはご存じの通り18%グレーを基準色にしています。またカメラメーカによっても色づくりに差が出ます。個人的には、フィルムメーカーのフジがデジタルでも一番美しい色で再現しています。特にポジフィルムのベルビアに近い色がコンデジでも再現されます。
一方キャノンはどちらかというと色づくりは下手です。同じ沖縄のマリンブルーを撮っても、フジは鮮やかに再現しますが、キャノンはやや赤みが勝った青い色で表現されます。そこで、ソフトを使って色補正をすることになります。
詳しい話はここのコメント欄では難しいので、機会があれば(Freemlに登録できれば画像を見ながら説明できるのですが…)詳しく比較説明いたします。

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フイルム一眼レフカメラ (ももりん)
2012-12-03 19:05:24
 先日の、フイルム一眼レフカメラ、
kouroさんに助言頂いて、
ボツになる所、写真を撮り現像しましたら、まだまだ奇麗に撮れました。
モノクロ写真にしたのですが、
レトロな好きな写真です。
趣味人の「ももりん」の写真に載せましたので、
見て下さい。
何回もコメントごめんなさい。

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おめでとうございます。 (ももりん)
2012-12-03 18:38:03
審査員賞おめでとうございます。
素晴らしい色彩の一言です。
こんな風に写真が撮れたら、
毎日が楽しいだろうなと思います。
kouroさんは、写真撮影を始めるきっかけは、
どんなものでした?
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このコンテストも… (紅露)
2012-12-03 08:34:38
フォトコン検索サイト『みんコン』に載っていましたよ。応募しているのは、たいてい検索サイトに出てくるものの中からピックアップしています。みんコンの北海道エリアを選ぶと、道内の分が全部出てきます。
ブログのリツィートありがとうございます。
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秋の中島公園・・・ (嵯峨)
2012-12-03 06:48:40
コンテスト審査委員賞おめでとうございます、200点の中から、流石です。目にしない所で色んなコンテストが有るんですね、大都市札幌は。
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