紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

道央あちこち撮り歩き…今週の一枚

2024-05-15 15:41:38 | 写真
                 旧三笠駅(現在はお土産品、物品展示)


5月11日(土)、友人達と早朝から撮り歩きに出ました。車を手放し、なかなか撮影に出られない身としては、誘いは絶好はのチャンス。当初午前6時出発を、1時間遅らせてもらい7時出発。行く先は空知管内の、絵になるところとしか聞いていません。あとは運転手任せ、プロのドライバーにお任せとあれば、後部座席でのんびりと構えていればいい、と思っていましたが…。

ピーカンとはいきませんが、先ず先ずの好天。石狩街道から混雑を避けあちこち脇道を抜け…岩見沢市内へ、次いで旧JR三笠駅(旧幌内鉄道の終点)へ、さらに桂沢湖を経て芦別へ。さらにさらに、美唄で遅めの昼食、宮島沼を経て田園風景を撮りながら小樽へという経路。自宅に戻った時は撮り疲れ&乗り疲れもあって、ぐったり。翌日、翌々日と二日間は、疲れをとるため昼寝三昧。




☆三笠方面に抜ける途中、岩見沢でトイレタイム。立ち寄ったところが郊外のSL公園。SLが2両あり、手前が大きな広場、芝生が丁寧に刈り取られていて、とても気持ちのいい公園でした。





SLのそばには子供用遊具が設置されている。






それを見守る大人用のベンチや花壇も設置されている。
なお、付け加えておくと、岩見沢市は、道内でも「流行&古いもの」を取り入れるモダンな街です。
参考として、H21.9.14付けブログ「幌内鉄道遺構をバスで巡る」(本文後段)を参照のこと。





☆旧三笠駅は、明治13年北海道で最初に鉄道が敷かれた(日本で3番目とか)幌内鉄道の終点駅でした。幌内炭鉱(三笠)で採掘された石炭は、小樽手宮駅から本州各地に船積み・輸送されました。
なお、明治13年には手宮~札幌間が、明治15年には三笠迄延伸されました。





上は、三笠駅の由来と当時の写真です。三笠駅構内に展示されていました。文中にある通り、石炭採掘の停止とともに、幌内線も廃止となり三笠駅も廃駅となりました。
現在のJR函館本線(函館~小樽~札幌~岩見沢~旭川)には、元々三笠駅はありません。




<参考>

駅舎の渡り通路で見かけた愉快な注意書き「スズメが飛んできます」に、つい笑。渡り通路が、スズメの住家になった(笑)。




渡り通路の下から駅舎を見ると、内部はお土産品店になっていました。






反対側を見ると、線路は小樽・手宮へと続きます。実際は廃線等で切れ切れになっていますが…。




駅構内はお土産品売り場。当時使われていただろうと思われるダルマストーブがありました。






駅舎全体を見渡すと、このようになっています。




三笠市の全体図を見ると、中央の現在地は「クロフォード公園」なっている。公園を9時20分ごろ出て桂沢湖に向かいますが、途中変電所跡地にもよってみます。
なお、公園名の(ジョセフ)クロフォードとは、明治初期に米国から来日し、日本に鉄道施設技術を伝えた人物です。




石炭採掘には膨大な電力を使うのか、巨大な電源設備が当時のままありました。横の緑色の小屋に目が行きますが、実際は、手前にある物置小屋です。





廃坑と同時に採掘用電力が不要となり、碍子(がいし)が捨てられていました。
碍子とは、電線とその支持物とのあいだを絶縁するために用いる器具。詳しくは、ウィキペディアで検索してみてください。





☆桂沢湖は、通常ですとダムが一望できる高台のカーブに数台停車できるスペースがあるのですが…、今回は鉄柵が置かれ、駐停車不能。ならばとダム麓の湯の元温泉へ向かい、そこからさらに湖畔へと迂回。





湯の元温泉を横目に、迂回して桂沢湖へと。





湖畔に出てみると土砂の崩れが目に付きました。




水かさが増したのか、今までは見られなかった樹木の一部が水中に没していました。桂沢ダム湖は工事中のようで、それで従来駐車できた展望台が使用不可になったのかも。




☆さて、桂沢湖から国道452号線を北上し芦別市内に入ります。途中キムンダム、三段の滝にも寄りましたが、画像は省略。道の駅・芦別観光物産センターに立ち寄りました。






土曜日とあって、結構な数の車が駐車しており、センター内も、右手の出店市も混んでいました。





山菜好きの私としては、行者ニンニク、ウド、アスパラガス等を大量に買い込みました。観光物産センター内もぶらつきましたが特に目立つものもなく…時計を見ると12時半過ぎ、そろそろ昼食をと思っていると、美唄に美味しい鳥飯&ラーメンの店があるとか、向かうことに。





☆美味しいグルメを求めて美唄市へ
という事で、車で歌志内市を通り抜け、国道12号線を南下、美唄市茶志内(ちゃしない)駅近くの「シラカバ茶屋」に到着。店内を覗くとカンター、椅子席、小上がりもすべて満席。30分ほどかかるとのこと、午後2時近く、私自身はグルメではないので満腹になればなんでもいいのだが…

駐車場には10数台の車が駐車している。待つこと30分。メニューを見て鳥飯+ラーメンがおすすめコースらしいが、小食の私では食いきれない。味噌ラーメンのみを注文。とにかく空腹と疲れで写真撮影どころではない。

食後やっと一息ついたが、とにかく腰が痛い。この後、マガンの中継地でもある宮島沼に向かうとのこと。





以前に何度も、写友と訪れているので、ここはこの看板のワンカットで終了。
関係者によれば、この沼も年々水量が減少し、あと数年~10数年で干上がるという。温暖化の現象であろうか?




☆沿線の田園風景を車内からコンデジでパチリ
この時期は水田への水入れ時期であり、似たような風景が続きます。





車の窓越しに、コンデジで撮った画像なので、色に偏りが出ています。



☆自宅に戻ったのは午後4時半過ぎ、延べ9時間半の揺られ旅、兎に角ちかれたび~でした。帰宅後も家内を含め全員で、WingBay小樽で夕食会、ああ充実&疲れた一日でした。












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