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ガン細胞は39度の体温で死滅する・・・熱中症でガン細胞を倒せ!!

2018-07-16 21:29:00 | 自転車/マラソン
 
■ ガン細胞は39度の体温で死滅する ■

高齢者の死因の半分を占めるガン。現代人の誰もが恐れる病気ですが、どんなに食生活に気を遣おうとも、ガンの発生を防ぐ事は出来ません。だって、一日に体の中で大量のがん細胞が当たり前の様に発生しているから。

ただ、健康な人の場合、免疫細胞がガン細胞を駆逐してくれるので、癌が成長する事は希です。ストレスなどの影響で免疫系が弱っていたりした時に、運悪く人は癌になるのです。

ところでガン細胞が39度の体温で死滅する事はご存じでしょうか。体温の上昇によって活発化するキラーT細胞に駆逐される為と考えられている様です。

高熱を発する病気の後に癌が消滅したという事例は、かなり古い時代から知られており、最近でも多くの報告事例があります。医者の中にはインフルエンザの患者にわざとウィルスをもらって、高熱によって癌を予防している人も居るというのはネット記事からなので、真偽は不明。

極言するならば、現代人の死因でガンが増えたのは、インフルエンザワクチンや解熱剤によって高熱を出す機会が奪われてしまったからだとも言えます。

一方で、現代的な生活や免疫系の低下で「高熱を出す事が出来ない」人も増えています。がん細胞は35度の体温で活発に増殖するそうで、低体温の人は癌になるリスクが高くなります。


■ 病気にならずとも39度の体温は容易に達成出来る ■

「いくらなんでも、癌予防の為にインフルエンザに罹るのはチョット・・・最近は周囲の目が厳しくてインフルエンザを会社に持ち込むと極悪人扱いだし・・。」

そういう方にお勧めなのが、真夏の真昼間に過激な運動をする事。ランニングは体温が上昇すると辛くなって歩いてしまう事が多いのですが、ロードバイクは走行中は風に当たっている為に、体深部の温度上昇に意外に気が付きません。結果、体温は39度近くまで上昇する事も多い。

この様な状態を一般的には「熱中症」と呼びます。体内の水分が3%失われた時に、体温は凡そ39度に達します。

「イヤイヤ、それってインフルエンザよりもヤバイじゃん」ってお思いでしょうが、ちょっとクレイジーなロードバイク乗りにとっては夏場の軽い熱中症は恒例行事です。頭から水を被ったり、大量のスポーツドリンクを飲んだりして自衛はしていますが、30℃を越える気温で80%を超える湿度の中、炎天下でちょっと調子に乗ってヒルクライムしたり、スピードを出したりすると、簡単に熱中症になる事が出来ます。

■ ちょっと癌細胞をやっつけて来るわー ■

東京近郊でも30℃を軽く超える気温が予想された三連休。朝3時に家を出ます。カミサンには「ちょっと癌細胞をやっつけて来るわぁー」と言い残して。

途中、フロントフォークから異音がするので、ヘッドパーツを締め直したりして、浦安を離れたのは4時過ぎ。ちょっと気温上昇が心配です。

スポーツドリンクを買っていなかったので、真水のボトル2本で、千葉ぐらいまでは凌ぐ事に。既に気温は26度を超えています。蝉が鳴いていますから。スピードを上げると直ぐにオーバーヒートしそうになります。なんせ、脂肪を身に纏っていますから・・・。既に「水冷走行」です。25km程走って、コンビニでスポーツドリンクと塩飴と冷たい真水を調達します。冷水を頭から被ってクールダウン。

ところがです。30km程度走った所で腹痛が・・・。これ、以前にもあったな・・・。何年か前の300kmチャレンジで・・。熱中症による下痢だな・・・。体内のミネラルが極端に不足すると、体が水を排出する為に下痢になるのだとか。

コンビニに駆け込んで事無きを得ますが・・・その後走り始めたら「暑いハズなのに寒気がします」。これも熱中症の症状で、脳の温度知覚の機能が狂い始めている可能性在り。

大して高温で無いのに??スマホで調べたら前夜の飲酒が原因らしい。アルコールは利尿作用が強いので尿と一緒にミネラルが失われるとか。確かに私、アルコール飲むと直ぐトイレに行きたくなります。そうか、寝ている間に既に軽い脱水だったんだ・・・。

ここからはお腹に力が入らないので、騙し騙し上総牛久まで走ります。コンビニでペットボトルの冷水をガンガン被ったら、だいぶ回復しました。

だいぶ日差しも強くなり気温も30℃を越えています。養老渓谷まで養老清澄ラインを直射日光に晒されて走るか、それとも多少のアップダウンはあっても林道の木陰を走るか・・・。結局、山道を選択します。ケイデンスを上げるとオーバーヒートしそうですから、フロントはアウター縛り、リアーは27Tを封印して、体重移動で効率的に登ります。ピストバイクで身に着けた省エネ走行です。



ルートは最近お気に入りの高滝湖の東岸から月崎に越えるアップダウンの多いコース。しかし、途中、「月出」という集落から伸びる細い道が気になってしまった。地図で確認すると、山の中を養老渓谷まで行けそうだ。

養老清澄ラインを走りながら左手に見える山が気になっていたんですよね。どうやら、その稜線を通る道らしい。

市原市と大多喜町の市境近くを走る道ですが、アップダウンの切り返しが多く、なかなか楽しい、道濱は狭い所では2m有りません。房総特有の痩せ尾根の上を走るので、ちょっとスリルが在ります。ロードよりはMTBが似合う道です。

実は月出集落の近くの山の中を「江戸道」が残っています。大多喜藩から江戸に行く際に使われていた山道です。いつか通ってみたいと思っていますが、蚊やアブが居ない晩秋の頃にMTBで行くのが良いでしょう。





■ 山の中に突然、巨大な畜産団地が現れる ■

山道を降り始めると、下界から何やら家畜の糞尿の匂いと、グモウーー。ブヒィー。という声が聞こえて来ます。しばらくすると、広大な敷地に多くの養豚場や牛舎が立ち並ぶ場所に出ました。市原市の「石神畜産暖地」と呼ばれる一帯らしい。道には白い消石灰が蒔かれており、口蹄疫などの感染症に備えています。

それにしても、凄い豚舎や牛舎の数です。「家畜の工場」という言葉が思わず浮かんでしまいます。後でネットで調べたら、こちらに在る「北見畜産」さんは生協宅配のパルシステムと提携して、地元産の飼料米を使った養豚にチャレンジされているとか。地元循環型の畜産の試みだそうです。

「家畜の工場」などと失礼な発想でした。パルシステムの動画を見ると、「フード・インク」というアメリカの畜産の惨状を描いた映画を例に取り、「家畜に優しい畜産」を目指している酪農家達が紹介されています。(後日、記事にしたいと思います)

■ 麻綿原にアジサイを見に行って来るわぁー ■

養老渓谷を過ぎる頃には、体調も回復して来ました。これなら麻綿原にアジサイを見に行けそうです。ルートは激坂の老川十字路からにします。やはりフロント・アウター縛り、リア27T封印。

この林道は枯れ枝やコケや砂利でスリップし易いので、登りでも注意が必要です。本日はフロントタイヤをパンクばかりするチューブレスから、IRCのASPITEに交換しています。グリップ優先でWETタイプ。パンクトラブルの少ない日本の優秀なタイヤです。



麻綿原のアジサイは7月の中旬が見頃です。丁度、イイ感じに色が乗っていました。山一面のアジイは見事で、初めて来た方のほとんどは「ワァー」と言った後、言葉を失います。





アジサイ金平糖に惹かれましたが・・・サイクルジャージのポケットに入れたらベトベトに溶けそうなので止めました。



麻綿原からの下りは、昨年秋に崩落していた天津林道を通ってみます。崩落後は土砂が取り除かれていました。路盤は無事だった様です。路盤まで崩れていたら、半年や1年は通行止めに¥なります。



■ 美味しものでも食べてミネラルを補給しよう ■


11時に鴨川に到着します。これから後の時間は暑さ熱中症に直行コースですから、今日はここまで。鴨川の前原海岸で海水浴を楽しみます。海開き前なので、未だ監視員も居ませし、海の家も何軒かは準備中ですが、海水浴客は既に大勢居ます。8月よりも水がヒンヤリしていて気持ちがイイです。

何だか、自転車に乗る気が無くなってしまったので、本日は娘のアパートに泊まります。バイトの娘が帰って来るまでに、何か美味しいものでも作ろうかと地元のスーパーに出かけます。マゴチが安かったので、これを料理する事に。マゴチは夏が旬です。多分、お腹に卵を抱えているハズ。


しかし、娘の包丁では、イマイチ切れない。包丁研ぎ機で良く研いではいるらしいのですが・・・何でこの包丁、刃先がマンボウみたいに丸くなているんだ・・・?そして刃こぼれしてノコゴリみたいなんだ・・・。

そんな包丁でどうにか半身を刺身にして、もう半身とアラの部分をオーブンでイタリア風に焼いてみます。焼き上がまでの時間、スーパーに砥石を買いに行って、包丁に刃を付け直しました。見違える様な切れ味になりましたが、クセで右利き用の片刃にしてしまいました。娘は左利き・・・。

後はプチトマトとバジルとレモンの冷製パスタ、トマトとバジルのサラダを準備します。



フレッシュバジルは勿論、先日植えたもの。こんなに大きくなりました。


こうして、帰宅した娘と、ガンガン食べて、ガンガン飲んで、ミネラルを補給しました。しかし、熱中症にはなったけど、イマイチ癌細胞を撲滅出来なていません。それは明日にしよう・・・。