■ 「桜を見る会」問題で目を逸らされた日米FTAの国会審議 ■
今国会で与党も野党も一番「厄介」な議題は「日米FTA(包括的貿易協定)」の批准問題。
与党は以前はFTA(包括的貿易協定)では無くTAG(物品貿易協定)という存在しない造語を作って誤魔化していましたが、現在は報道もFTAとなっています。
条約の内容が不透明で、報道でも日本がアメリカにどの程度情報したか伝わっていません。野党は今国会で交渉議事録の開示を求めていましたが、これは外交機密を理由に与党に拒否されています。
1) 与党はなるべく協定の中身を国民に知られたくない
2)野党は役立たずだと国民に知られたくない
野党は国会開会当初はFTAを問題視していましたが、相次ぐ大臣辞任問題や、大学入試問題、そして「桜を見る会」問題によって、いつのまにか報道から日米FTAが消えてしまった。
日米FTAは本日19日に衆議院本会議で採決され、参議院に送られますが、条約締結は「衆議院の優越」が認められていますので、事実上、日米FTAは批准される事になります。
■ 「桜を見る会」で安倍総理を辞任に追い込まなかったらマスコミはアメリカの手先 ■
アメリカにとって日本の首相が誰だろうと、あまり問題は有りません。それよりも日米FTAの締結の方が大事ですし、トランプも「実績」として選挙でアピールします。
だから、「桜を見る会」の報道で日米FTA締結問題から国民の目が逸らされいる事は好都合です。これで便利な安倍首相が退任する事になっても、いくらでも首は据替えられます。だから、日本TVやNHKなどが、安倍首相に不利なスクープで安倍首相を追い込んでいます。
東京地検特捜部が本気で捜査をすれば、安倍首相の公職選挙法違反の立件など造作も無い事ですが、そうはならない。
宴会を開いたホテルと安倍首相が事件発覚後に会食するなどして、口裏を合わせているので、ホテル側から安倍首相に不利になる情報は出て来ないでしょう。「誰もがクロだ」と思いながらも、「領収書や明細があるハズだ」「いや、存在しません。」の押し問答にもその内に飽きて来ます。
沢尻エリカの薬物事件など、例によって「スピン報道」のネタも提供されていますが、国民の多くは、「スピン」のからくりに気付いています。それでも、ワイドショーなどでは「桜を見る会」報道の時間が減り、「沢尻エリカ」の報道が増えるます。
こうして、メディア各社は情報操作機関として、日米FTAの国会審議から目を逸らさせると同時に、安倍首相に対しても「お前などいつでも辞任に追い込める」とのメッセージを送りました。
■ 米軍駐留費4倍へ増額 ? ■
さらに、アメリカは在日米軍の駐留費の日本政府負担を、現在の4倍にする様に求めています。
河野防衛大臣は否定していますが、次期総理の席でも約束されれば、拒否し続けるかは微妙です。
「安倍はもうダメだ、次はお前にしてやるから駐留費の負担を4倍にしてくれよ。」
「国民の合意が得られそうにないですから私の一存ではどうにも」
「安倍にプレッシャーを掛けておくよ。彼の最後の仕事にすればイイ」
・・・・おおおっと、妄想が暴走し始めたので、この変で・・・・。