人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

今期アニメ お勧め

2019-11-27 05:23:00 | 分類なし
 
仕事からの逃避でブログを書き始めましたが・・・・そろそろ時間がヤバイ。

クイックに、今期アニメお勧め。




















よたろうさんに勧められた『ヴィンランドサーガ』。むさくるしいオッサンの切り合いだとばかり思っていましたが・・・流石はNHK。じっくり魅せてくれますね。勿体なくてチョットずつ観てます

サイコパ3・・・・劇場版見てないと分からないって・・・TV作品としてドウヨ??いきなり狡噛さんと宜野座さん出て来て驚いたよ・・・。

「桜を見る会」は日米FTAのスピンであり恫喝だ!

2019-11-27 04:29:00 | 時事/金融危機
 

■ 「情けない野党」では無く「野党もグル」 ■

「桜を見る会」の問題は、モリカケ問題同様に安倍首相の「限りなく黒に近いグレー」状態ですが、検察が動く気配も無く、官僚達も大っぴらに証拠を隠滅し、首相は官房長官は「修正答弁」を繰り返しています。

メディアも追及はしていますが、その頻度は段々と少なくなっています。一方、国民の間では、ネトウヨを始めとして「もっと重要な課題が有るのに、野党は何をつまらない問題で国会を空転させているのだ」という意見が徐々に増えています。

尤も、私は「桜を見る会」問題は、日米FTAの審議から国民の目を逸らす「スピン」、或いは今後アメリカが突きつけて来るであろう「さらなる要求」の為の恫喝だと妄想しています。

実は「情けない野党」は知ってか知らずか、日米FTAの問題から国民の目を逸らす「グル」に過ぎないのです。そしてマスコミも同様。これ、疑惑を追及している個々の議員は知らされていないでしょう。党の幹部は知っていてプロレスを演じさせている・・・。

■ 本当は怖い日米FTA(自由貿易協定) ■

ニュースでは包括的貿易協定などと表現していますが、FTAはFree Trade Agreementの略で日本語では「自由貿易協定」となります。原則として関税ゼロを目指し、サービスや金融分野での統合を目的とします。

今回の日米貿易協定ですが、アメリカとしては日米FTAの第一ラウンドに過ぎません。日本の報道では交渉の内容がはっきりしませんが、アメリカ通商代表部は交渉に先立ち2018年12月に交渉内容のパブリックコメントを発表してるらしい。


「交渉の目的」には以下の22分野・項目があげられている。

① 物品貿易
② 衛生植物検疫
③ 税関、貿易円滑化、原産地規則
④ 貿易の技術的障害
⑤ 良い規制の慣行
⑥ 透明性・公告・管理
⑦ サービス貿易(電子通信及び金融サービスを含む)
⑧ デジタルの物品貿易及びサービス、越境データ移転
⑨ 投資
⑩ 知的財産権
⑪ 医薬品及び医療機器における手続きの公正
⑫ 国有企業及び政府管理企業
⑬ 競争政策
⑭ 労働
⑮ 環境
⑯ 腐敗防止
⑰ 貿易救済
⑱ 政府調達
⑲ 中小企業
⑳ 紛争解決、一般規定、為替

これらは、ほぼTPPの内容と一致する「自由貿易協定」です。


報道は「牛肉と豚肉の関税引き下げ」と「自動車の追加関税回避」ばかりが伝えられていますが、こんなものは大統領選に向けたアピールに過ぎません。

アメリカはTPPからわざわざ脱退して、「自国に有利な二国間協定」を目指していますが、日本側の譲歩の最低ラインはTPPからスタートします。一方、アメリカは自分達の不利な譲歩はしないでしょう。

■ 最早マスコミは使命を放棄している ■

本来ならば、日米貿易協定が日米FTAの一環であり、今後様々な分野で交渉がスタートする事をマスコミは国民に知らせる必要が有りますが、彼らはこの使命を放棄しています。

「桜を見る会」の報道をすれば国民は「マスコミもがんばっている」と錯覚しますが、報道は徐々にフェードアウトし、安倍政権への批判は、徐々に「情けない野党批判」へとすり替わって行きます。

毎日新聞や朝日新聞、東京新聞や日刊ゲンダイを含め、政府に批判的なメディアも「情報操作」というマスコミの本当の目的の為のシステムに組み込まれているのです。


■ 「スピンは低能な陰謀論」という幼稚なレッテル貼 ■

沢尻エリカの薬物使用による逮捕が「桜を見る会のスピン」だとう指摘がタレントや政治家の間からもありました。

沢尻エリカは大麻使用の前歴が有ましたし、周囲の人達も薬物使用を知っていた様ですから、捜査関係者には彼女の薬物使用は以前よりバレていたでしょう。ただ、泳がされていただけ。

捜査5課は今回の逮捕にあたり、ある程度の薬物が部屋から見つかると踏んでいたのでしょうが、見つかったのは少量のMDAだけ。尿検査もクリアでした。物証としては弱いので、「不起訴」になる可能性も高い。尤も、本人がベラベラと供述しているらしいのですが、捜査5課は司法取引で次のターゲットの情報を得ているのかも知れません。

沢尻エリカの逮捕が「スピン」かどうかは、捜査関係者が情報を漏らさない限りは分からない事ですが、結果的に「桜を見る会」から国民の目を逸らしました。陰謀論は「結果から原因や思惑を推測する遊び」ですから、陰謀論的には限りなく「スピン認定」。

ところで安倍応援団や、一部の良識的な言論人などが、「沢尻エリカの逮捕をスピンだと言うのは幼稚な陰謀論だ」などと言っています。「政府と言えども警察の捜査には介入出来ない」と・・・。彼らは本気でそう信じているのでしょうか・・。ホリエモンや高橋洋一氏らは、不当捜査や不当逮捕の犠牲者だった気がするのですが・・・。

いずれにしろ「スピンは幼稚な陰謀論」的なレッテル貼をする方達は、警察やマスコミが公平な捜査や公平な報道をしていると信じているのでしょうか・・・。

日米貿易交渉の報道一つ取っても、マスコミが国民の利益に立って公平な報道をしているとは微塵も信じられないのですが・・・。


この様な事を言うと「日米貿易協定の細かな内容に国民は興味を持たないから、マスコミは国民面白がる事を報道する」という反論が来るでしょう。これも結果から類推した動機に過ぎません。要は彼らが否定する陰謀論と同じ思考パターンです。


10年程前に、未だ娘が中学生だった頃。娘がディズニーランドのアトラクションの列に並んでいた時の後ろのカップルの会話を教えてくれました。「俺、凄いネタを沢山知っているんだけど、デスクで止められちゃうんだよね・・・・」。多分、若いマスコミ関係の方だと思いますが、これが「当たり前」という認識こそが「メディアリテラシー」では無いでしょうか?