とても真面目なお芝居で、作り手の誠実さは伝わってくる。いい意味でも悪い意味でも芳崎さんらしい芝居になっている。だが、あまりにストレートすぎて見ていて照れてしまう部分もある。それに、作者の意図が伝わりきらない部分もあり、演出面での表現力の欠如は否めない。
17年ぶりに大学のテニスサークルの同窓会を行う。しかし、ここに集まったのは3人だけ。しかも、案内のはがきの差出人は3人とも別人。なぜこの3人 . . . 本文を読む
次々に思いも寄らない発想で、映像の新世紀を切り開いていく園子温監督の現時点での到達点を示す傑作。(と、言っても彼の事だからすぐにこれすら超える映画を作り上げていくだろうが。現に今までのイメージを払拭する新鮮な青春映画『気球クラブ、その後』が来春に待機中)
90年に『自転車吐息』でデビュー以来、マイナーシーンで画期的な実験映画を作り続けてきたが、誰も知らない大傑作『うつしみ』から、内容と予算面 . . . 本文を読む