この芝居をどこに帰着させるのか。それはかなり難しい問題だ。しかし、終盤で怒濤のように説明ラッシュになってしまうのはどうだか、と思う。そこまで全く説明なく話を展開させてきて、それでもこれだけの緊張感を持続させてきただけに、あの説明は確かにわかりやすい謎解きにはなっているが、そこまでしなくとも、という気がするからだ。それより、そうしたことで反対にだからどうした?と突っ込みを入れたくなったのも事実であ . . . 本文を読む
この映画がよく出来ているのは30代半ばの男女のもう散々失敗を繰り返してきて、うんざりした気分がよく出ているところにある。なのに、性懲りもなくまた同じような事をする。人間は本当にバカで学習機能が付いてないなぁと思わさせる。でも、だからこそ彼らみたいに幸せになることもある。そのへんがさすがハリウッド映画だ。いかにもイギリス人という二人と、ほんとにアメリカ人という二人を掛け合わした超パターンドラマで、 . . . 本文を読む