きっとそのうち当麻さんはやる、と思っていた。だから、今回が『マッチ売りの少女』だった時、やっぱりね、としか思わなかった。というか、ようやくか、とも。でも、僕たちが思う以上に当麻さんは覚悟を決めてこの作品に挑んだのではないか。これまでのSSTプロデユースでの作品の総決算としてこれに挑んだはずだ。この劇場で、ずっと別役作品を手掛け、2人芝居を通して、ささやかな幸福と、それが如何に脆いものかを、描き続 . . . 本文を読む
5つの短編による連作長編。一部微妙にリンクしている。オムニバスだが、トータルなイメージを提示したいようだ。それがこのタイトルだろう。(原題もこのままではないか)登場人物は、どのエピソードも2人のみ。基本的に男女2人が(男同士のカップルの話がひとつあるが)向き合う20分ほどの時間がリアルタイムで描かれていく。なんと宣伝によるとこの映画の監督は韓国の岩井俊二と評判らしい。
カメラは、彼らから目を . . . 本文を読む