竹内銃一郎さんによる『夏の夜の夢』である。彼がこのシエイクスピア作品をどう料理するのか、興味深々で劇場に向かう。正直言うと、僕はこの話があまり好きではない。でも、竹内さんの見せ方が気になるから、とても楽しみだった。
とてもたわいもない笑劇として、この作品をとらえる。2組の男女を中心にした恋の駆け引き。そこにいろんな人たちが入り乱れて、しまいには何が何だか分からなくなる。オリジナル自体も、惚れ . . . 本文を読む
今回の北野武の方法論はとてもわかりやすいし、徹底している。前作で見世物としての暴力シーンを極めた以上、今回、もう同じことはやらない。それどころか、今度は、一切見せない。表面的には何も起きないことで、暴力を描こうとした。何もないし、何も起きないのに、とんでもない緊張感を孕む展開を見せる。それが全編を貫くのだ。何かが起こる予感だけで1本の映画を見せきるのである。もちろん暴力シーンはあるにはある。だが . . . 本文を読む
コトリ会議が不妊治療の話を芝居にするなんて、それだけでもう驚きだ。そのための費用が200万というのも驚き。その内訳は1回で60万、大体3回くらいで何とかなるものだということらしい。知らなかったぁ。(まぁ当然かぁ。)
カフェを舞台にした芝居を、カフェで公演する。今までよりさらに小さな空間で、いつものような1時間45分の芝居ではなく(いつもコトリは同じ上演時間なのだ)1時間20分の芝居にする。し . . . 本文を読む