この芝居を見てよかった。なんだか自分が生き返った気すらする。この芝居を見て、彼女たちの熱い想いを受け止めたとき、生きる勇気をもらった気がして、胸に熱いものがこみ上げてきた。
1995年。あの年にこの作品は作られた。阪神淡路大震災、そして地下鉄サリン事件のあった年。私たちがかつて経験したことのない未曾有の出来事と向き合い、そこからどう立ち直って生きるか。これは金蘭会がその指針を私た . . . 本文を読む
前作『犬鳴村』以上に嫌な気分にしかならない映画だった。それを意図したのなら成功なのだろうが、こういう成功作を誰が見たいと思うのだろうか。作品の完成度は低く、ストーリーは安易だし、ゆるゆるで緊張感は全くない。なのに、不快感だけはMAXである。怖いのではなく、ムカムカするのだ。清水崇は『呪怨』を撮ったとき、その不快感をきちんと恐怖へと昇華させていた。だから凄いと思ったのだが、今の彼はただ不快を提示する . . . 本文を読む
1月23日の公開が緊急事態宣言がらみでいきなり延期になり、いつ公開されるのかも未定のまま3月に入ったのだが、十分な告知もないまま、いきなり3月8日から(月曜日だ!)超拡大公開が始まった。すべてが謎のままの上映開始である。
この20年以上に及ぶエヴァの歴史に幕を引く。なんと2時間35分に及ぶ大作である。だが、内容の方はそうでもない。地味な内容だ。
心を完全射閉ざしてしまったシンジ . . . 本文を読む
これはある意味で新田真剣佑によるもうひとつの『戦国自衛隊』だと考えてもいい。彼の父親である千葉真一のあの代表作と、とてもよく似た設定の作品に彼が挑戦するというのはなんだか興味深いと思った。もちろん全く別の映画なのだが、題材として比較されてもいいくらいに酷似している。真剣佑は父親を越えることが出来たか?
ということで、どんな映画になっているのか、とっても楽しみにしていたのだが、まる . . . 本文を読む