コロナ禍で公開が延期されていたのだが、ようやく公開が始まったにも関わらず公開2日で、緊急事態宣言が発令され、日曜日から東京、関西での上映がストップしている。この映画だけではなく、映画界は大打撃であろう。特にこのGW大動員が期待されていただけに大きな痛手だ。
50億円の巨費を投じた日本映画としては最大規模の超大作である。ここまでの3作品はとても好きだ。こういうタイプのスケールの大きな時代劇アクショ . . . 本文を読む
Huluによる8話からなる短編連作配信映画。中川龍太郎監督作品。(脚本は高田亮との共作)舞台は2020年春、川崎、多摩川地区。そこでのコロナ禍の人々のスケッチを切り取り、最後は2021年の秋、近未来につながる。とりあえずコロナが終息した後が描かれる最後のエピソードまで。ささやかな人々の営みが、丁寧に切り取られていく。
ただ、仕方ないことだが、マスクの扱いとか、少しリアリティのない描写もあり、お話 . . . 本文を読む
とても面白いタイトルだと思った。何が一体「残念」なのか。この「残念」ということばに「王国」という単語が繋がれた時生じる不思議な感触が期待を抱かせる。それはこういうことだ。ここにある不思議は演劇ならではの世界観を形成するに違いないという期待である。
リチャード王とその妃であるキヌーシャの悲劇が描かれるのだが、こういう赤毛ものをこんな小劇場で見せると、それはまるで喜劇のように見える。芝居は学芸会で、 . . . 本文を読む