なんとも不気味な映画で、劇場で最初に予告編を見た時から気になっていた。デビット・リンチの『イレイザーヘッド』のような映画に出会えるのではないか、という興奮。そこで、公開してすぐに見てきた。見終えた瞬間、これで終わりなの、って気分になった。なんだか騙された気がした。
最初は予告編通りで、この不条理劇に付き合い、どこに連れていかれるのか、とワクワクしていたのだけれど、途中からテンポが悪くなり、明らか . . . 本文を読む
このなんだかわけのわからない映画がなんだかとても面白い。くだらない、と一蹴することも可能だ。面白いと書いたくせに、どこが面白いのか、と突っ込まれたならうまく答えられない。一貫したお話はない。短編連作でもない。長編作品としては整合性がない。いや、ちゃんとつながってるけど、僕が理解していないだけ、かもしれない。短いエピソードの積み重ねで、オチはない、ようなあるような。なんともまぁ微妙。誰が主人公か、と . . . 本文を読む
いつもと変わらない芝居を見ることができる、という当たり前のことがこんなにも幸せなことだったんだ、という事を改めて実感させられた。今回もいつも通りの超人予備校である。実にたわいなく、それが実に愛おしい。見ながらなんだかとても安心させられた。
今回、コロナ禍で考えたことをテーマにして作品作りをした、とミツルギさんがパンフに書かれていたけど、(厳密にいうと、「コロナ禍の中で見つけたものを集めてみました . . . 本文を読む