ウイリアム・フリードキン監督の77年作品。大ヒットした『エクソシスト』の直後満を持して手掛けた作品だ。キャリアの頂点に立ち、全精力を投入した渾身の一作だった。なのに、ヒットしなかった。なぜ、こんなことになったのかは今では謎だ。埋もれていたこの映画は完全版として数年前に再公開された。
40年以上前の映画にこれほど感動させられるとは思いもしなかった。評判は聞いていたけど、これは評判以上の衝撃である。 . . . 本文を読む
『ありえないほどうるさいオルゴール店』の続編だ。前作から舞台となる場所を南の島の離島へと移して、また、同じように7つのお話は展開する。静かな島にひっそりとたたずむオルゴール店。そこにやってくる様々な事情を抱える人たち。ここにたまたまやってきて、この穏やかな佇まいの店主とのやりとりや、もちろんオルゴールを通して、自分たちの今を見つめ直し、自分の今へと戻っていく。ファンタジーではないけど、こんな不思議 . . . 本文を読む