この大胆なタイトル(性欲、ではない。誤解してこれにエロを期待することはないと思うけど)以上に大胆な内容を伴う長編小説を2時間余に抑えて映画化した。岸善幸監督は、この難しい題材と正面から向き合う。それにしてもここまで抑えた映画になっているとは思いもしなかった。商業映画の限界に挑んでいる。終わった後、まだクレジットが流れているのに「わからん」と声を上げて怒っている老人が映画館にいたけど、仕方ないと思う . . . 本文を読む
今回の万博設計はサカイヒロトによる新作と13年に上演した一人芝居の二本同時公開。10周年記念公演となる。世界の、同時に劇団の、過去と未来を見つめる。
サカイヒロトの新作台本が見れるなんて夢のようなことで、それをもちろん本人の美術、映像で見せる『YO RU TO RO TO RO』』は素晴らしい出来の作品だった。演出も彼ならそれは万博設計ではないから、もちろん演出は橋本匡市。これは橋本さんの提示す . . . 本文を読む