あの『幸福なラザロ』を撮ったアリーチェ・ロルヴァケル監督最新作。この不思議なタイトルにも心惹かれる。一見なんでもないタイトルだが、「墓泥棒」と「失われた女神」というカップリングはどんな取り合わせか、と気になる。そして映画自体も、確かにこのふたつが組み合わせてあるけど、やはりかなり不思議なカップリングであり理解に苦しむ展開。それが平然としたタッチで描かれていく。何が起きているのか、よくはわからない。 . . . 本文を読む
これは相変わらずの森見ワールド。そこに共鳴した3人が共同作業に加わった。こんなフェイク小説をでっち上げる。志賀直哉先生の作品も同時に収録して欲しかったけど、さすがにそれは無理か?
もちろんこれは志賀直哉へのオマージュだが、4人が同名タイトルで書いた4篇。もちろん『城崎にて』。大胆な挑戦であり、お遊び。森見登美彦作品は志賀直哉の亡霊が出てきて喝を入れたりする。
円 . . . 本文を読む
今年のHPFはこの作品から見ることになった。2月に学内公演で見た『祭りよ、今宵だけは哀しげに 銀河鉄道と夜』に続いての「列車での旅」を描くシリーズ第二弾である。(もちろん、これはシリーズではなくたまたまの結果だろうが)彼らは時空を超えて旅する。銀河鉄道の宇宙(空)の旅に続いて今回は時代を越える旅が描かれる。台本は昨年全国大会で上演されたという島根県三刀屋高校の作品(作、亀尾佳宏)。それに長尾高校演 . . . 本文を読む